メルセデスマイバッハSUVを800馬力に、ブラバスが強化…最高速300km/h

メルセデスマイバッハGLSがベース

0~100km/h加速は0.4秒短縮して4.5秒に

カーボンパーツの外装にオレンジレザーのインテリア

ブラバス 800(メルセデスマイバッハ GLS 600 4MATIC ベース)
ブラバス 800(メルセデスマイバッハ GLS 600 4MATIC ベース)全 27 枚

ブラバスは11月11日、メルセデスマイバッハブランド初のSUV、メルセデスマイバッハ『GLS 600 4MATIC』をカスタマイズしたブラバス『800』(BRABUS 800)を欧州で発表した。

メルセデスマイバッハGLSがベース

ベース車両のメルセデスマイバッハGLS 600 4MATICのパワートレインは、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを、2個のターボで過給したユニットだ。スポーツカーのメルセデスAMG『GT』譲りのこのエンジンは、最大出力557hp/6000~6500rpm、最大トルク74.4kgm/2500~5000rpmを引き出す。

「EQブースト」を採用する。これは、エンジンと9速ATの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。ブースト時には、このモーターが最大で22hpのパワーと25.5kgmのトルクを瞬時に引き出し、加速時などにエンジンをアシストする。48Vの電気システムにより、ハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行う。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現した。

トランスミッションは、9速ATの「9Gトロニック」。駆動方式は、フルタイム4WDの「4MATIC」で、駆動トルクの可変配分が可能だ。このパワフルなV8ツインターボが、車両重量2785kgの車体を、0~100km/hまで4.9秒で加速させる。最高速は250km/h(リミッター作動)に到達する。ブラバス 800(メルセデスマイバッハ GLS 600 4MATIC ベース)ブラバス 800(メルセデスマイバッハ GLS 600 4MATIC ベース)

0~100km/h加速は0.4秒短縮して4.5秒に

ブラバス800では、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを、さらなる高性能を求めて、エンジンコンピュータなどをチューニングした。その結果、最大出力は800hp、最大トルクは96.8kgmに引き上げられた。

メルセデスマイバッハGLS 600 4MATICに対して、パワーは243hp、トルクは22.4kgm強化された。0~100km/h加速は4.5秒と、ベース車両の4.9秒から0.4秒短縮した。最高速は300km/hでリミッターが作動する。

足元には24インチのBRABUS鍛造モノブロックホイール「PLATINUM EDITION」で引き締められた。最新の製造プロセスを導入し、独自の「シャドウクローム」仕上げが施される。BRABUSのサスペンションモジュールは、車高を25mm低くする。ブラバス 800(メルセデスマイバッハ GLS 600 4MATIC ベース)ブラバス 800(メルセデスマイバッハ GLS 600 4MATIC ベース)

カーボンパーツの外装にオレンジレザーのインテリア

ブラバス800では、カーボン製パーツをエクステリアにふんだんに使用した。BRABUSフロントフェイシアや、リアディフューザーインサートなどのエアロパーツを、新開発した。エアロパーツは、高速走行時のリフトを低減し、直進安定性とスムーズな運転体験を可能にするという。

ブラバスのスペシャリストは、ハンドメイドによる「BRABUSマスターピースインテリア」を開発した。鮮やかなオレンジ色の「レオニスオレンジレザー」を基調に、シートやトリムエレメントなどには、BRABUSデュアルキューブキルティング加工が施される。

後席は独立2座席とし、マルチコンター調整、メモリー機能、ベンチレーション&ヒーターなどの多くの快適機能が装備された。ダッシュボードとドアパネル、アルミ製ペダルとドアロックピン、ステンレス製のスカッフプレート周りには、カーボン製トリムが採用された。スカッフプレートにはバックライト付きのBRABUSロゴが付いており、周囲の照明と同期して色が変わる。 BRABUS 800は細部にわたって、個別にカスタマイズすることができる。ボディカラーとインテリアの配色から、トップステッチやキルティングトリムまで、好みのカスタムが可能、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  4. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  5. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る