カーメイトは11月26日、360度ドライブレコーダー「ダクション360」シリーズより、前方後方のクリアな録画を可能とした「ダクション360D(DC4000R)」を発売した。
新製品は3つのカメラを搭載した業界初の新構造により、360度録画での周囲・車内記録と前後の高解像度録画を両立。フロントカメラで10m前後のナンバープレートがクリアに記録できるようになった。
カーメイトでは、2017年に業界初となる360度ドライブレコーダーの市販モデル「ダクション360(DC3000)」を開発。2018年発売の2ndモデル「ダクション360S(DC5000)」では全天球360度録画+フロントの高画質録画を同時に行う業界初のデュアルレック機能を搭載したが、後方録画への課題が残っていた。
ダクション360D(リアカメラ)今回発売した3rdモデル・ダクション360Dでは、これらの課題を解決。商品コンセプトは「ARF」。業界初の360°を含む3カメラ搭載で、A=Around(360度)、R=Rear(後方)、F=Front(前方)、ナンバープレートから周囲の状況までクリアに記録できる。
フロントカメラは、あえて画角を狭めて前方認識性を高めたことと、低照度のノイズ表現に強いオンセミCMOSイメージセンサーの採用により、白とび黒つぶれを防ぎ映像全体の認識性を向上。また、F値1.5の明るいレンズにより暗所での録画性能を高めている。リアカメラはソニー製STARVISを搭載。夜間でも明るく高画質に記録。純正プライバシーガラスやスモークフィルムにも対応する。フロントカメラしたに内蔵した360度カメラは側方や車内も切れ目なく記録。赤外線LEDで夜間の車内の認識性を向上した。
カーメイト ダクション360D(DC4000R)また、駐車監視オプション(DC203)との接続により駐車中360度監視し、買い物中のドアパンチや当て逃げ、車上荒らしなど側面・車内も記録。3カメラでは最大12時間(前後録画)、360度カメラ単体では最大48時間(後録画)監視する。
フロントカメラ背面には2.7インチ大型液晶を搭載。画面を見ながらの操作が簡単で、エラーなど通知の内容も確認しやすいサイズとした。操作ボタンの数を4つとし、長押しなど複雑な操作を減らした。
カーメイト ダクション360D(DC4000R)撮影した映像は無料のパソコンソフトで3カメラ同時再生可能。状況確認だけでなく、後から明るさ調整などを行うことができる。また、同乗者や自分の顔が映ることに抵抗がある人のために「安心ぼかし機能」を追加。プライバシーを保護した動画作成を可能にした。
本体サイズ(マウント込)はメインカメラがH92×W122×D47mm、リヤカメラがH59×W59×D38mm。価格はオープン。
ダクション360D(メインカメラ)