VWの新型EVセダン『ID.ビジョン』市販化へ!航続距離700km、ワゴンタイプも設定か

VW エアロB 市販型プロトタイプ(スクープ写真)
VW エアロB 市販型プロトタイプ(スクープ写真)全 11 枚

VWが開発を進めている新型EV、『エアロB』(仮称)市販型の最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

エアロBは2018年に公開されたスタイリッシュサルーン『ID.ビジョン』コンセプト、及び2019年に公開されたワゴンタイプの『ID.スペースビジョン』の市販型として2023年に発売が予定されているモデルだ。

オーストリア・アルプスで捉えた最新プロトタイプは、ヘッドライト、フロントグリル、テールライトに「ジェッタ」を模したステッカーが貼られておりディティールは不明だ。だが、グリルステッカーの後ろには密閉されたグリルを装備していると思われ、さらに下には垂直エアカーテン、下部バンパーにはメッシュ吸気口が確認できる。

VW エアロB 市販型プロトタイプ(スクープ写真)VW エアロB 市販型プロトタイプ(スクープ写真)

側面からは、他ID.シリーズでみられる目立つショルダーライン、カモフラージュされたフラッシュマウントドアハンドル、バッテリーパックを隠すのに役立つ高さのあるサイドスカートが見てとれるほか、足まわりには空力ホイールが装着されている。さらに後部では統合されたリヤスポイラー、ワイドでスリムなサードブレーキランプ、ダミーのエキゾーストパイプが確認できる。

新型EVは『パサート』後継モデルと伝えらえているが、トランクリッドまでがかなり短く、全体的なスタイルはセダンというより『アルテオン』のような実用的リフトバックのような印象だ。エアロB市販型は、VWグループのエレクトリックモデル専用プラットフォーム「MEB」に基づいており、『ID.3』、『ID.4』『ID.5』と共有する。

VW エアロB 市販型プロトタイプ(スクープ写真)VW エアロB 市販型プロトタイプ(スクープ写真)

ID.ビジョンコンセプトでは、最高出力306psを発揮するデュアルモーターの四輪駆動システムが搭載されており、0-100km/h加速6.3秒、航続665kmの動力パフォーマンスを持っていた。プロダクションモデルは、後輪駆動、及び全輪駆動が設定、84kWhのバッテリーパックを搭載し、航続は700kmで、200kWの充電に対応、急速充電を使用すれば約10分で230km走行できる電気を充電する。またID.4、及びID.5を反映する高性能モデル「GTX」の設定も予想されており、0-100km/hが5.6秒というパフォーマンスを発揮する。

プロダクションモデルは2023年にドイツのエムデンにある工場で行われ、リフトバックのほかステーションワゴンも設定、市販型の車名はエアロBのほかに「ID.7」なども候補に挙げられているようだ。

新型車を最速スクープ『Spyder7』をチェック!

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る