トヨタ、新型 MIRAI 用ベースの第2世代燃料電池モジュールを欧州生産へ…2022年1月から

新型 MIRAI 用がベースのトヨタの第2世代燃料電池モジュール
新型 MIRAI 用がベースのトヨタの第2世代燃料電池モジュール全 3 枚

トヨタ自動車(Toyota)の欧州部門は12月2日、第2世代の燃料電池モジュールの生産を、2022年1月から欧州で開始すると発表した。

トヨタは2014年、世界初の水素燃料電池セダン車の『MIRAI』を発売し、水素技術革新の最前線に立っている。以来、トヨタ燃料電池システムの開発を続け、よりコンパクト、軽量、よりエネルギー密度が高い燃料電池システムを開発した。2021年には、最新の第2世代の燃料電池システムを積む新型MIRAIが、欧州市場でデビューしている。

トヨタは2022年1月から、第2世代の燃料電池システムをベースにした第2世代の燃料電池モジュールの生産を欧州で開始する。すでに、ヨーロッパで水素利用の機会を最大化するために、燃料電池事業グループを設立。燃料電池事業グループは、ベルギー・ブリュッセルを拠点とし、水素のビジネスケースを強化し、モビリティやその他の分野への導入を支援し、新しい商業パートナーが水素を利用できるようにする取り組みを進めている。

新型MIRAI用の第2世代の燃料電池システムをベースにした第2世代の燃料電池モジュールは、従来よりもコンパクトで軽量なモジュールにパッケージ化されており、より高い電力密度を可能にする。このモジュールは、2つの形状が用意されており、さまざまなアプリケーションに柔軟に対応できるという。

欧州トヨタは、燃料電池事業グループを通じて、業界パートナー、国や自治体の政府や組織と緊密に連携。より多くの場所で水素システムが利用できるようにし、水素社会の実現に向かって前進することを目指していく。

《森脇稔》

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