見どころは3台のパワーアンプ…BMW 532d 前編[インストール・レビュー]

Pro Shop インストール・レビュー BMW 532d(オーナー:佐々木裕太さん) by サウンドフリークス 前編
Pro Shop インストール・レビュー BMW 532d(オーナー:佐々木裕太さん) by サウンドフリークス 前編全 10 枚

高音質化と高度なインストールデザインの両立を目指した佐々木さんのBMW523d。見どころとなったトランクルームには3台のパワーアンプをインストールし、デザイン性の高さはピカイチ。岩手県のサウンドフリークスの技術力が見て取れる仕上がりとなった。

トランクルームにモスコニのZERO4を
3台並べてインストールするスタイルを採用

圧倒的な高音質化を目指して、ハイエンドなユニットをシステム組み込み、加えて隅々にまで工夫を凝らしたインストールを実施。さらには綿密な調整でハイレベルなサウンドに仕上げてきたのが佐々木さんのBMW。ここでは特にサウンドフリークスが持てる力を注ぎ込んで作った絶品のインストールを見ていくこととしよう。

トランクルームを開けると目に飛び込んでくるのがフロアにビルトインされた3台のパワーアンプ。モスコニのZERO4を縦置き×横並びでトランクルームいっぱいに3台を並べるレイアウト。デザイン性豊かなパワーアンプだけに、このレイアウトだけでも圧巻だ。

フロント3ウェイ+サブウーファーを強力にドライブしインストールデザインの中心であるとともにサウンドの根幹を担っている。

周辺には間接照明をビルトインして、トップパネルを美しく照らし出しているのも印象的。ブルーのベースパネルにシルバーホワイトのパワーアンプが浮かび上がるスタイルはとびきり上質だ。

パワーアンプの美しさを際立たせる
質の高いインストールデザインに魅了される

モスコニZERO4をインストールしたトランクルームのフロア。ひと目見ただけで立体感を感じさせるデザインだと分かるだろう。その理由は3台のパワーアンプがそれぞれ角度を付けてビルトインされているからだ。中央の1台はフラットに設置されているが、両サイドの2台のZERO4は両端に向かって持ち上げるように角度を付けてビルトインされている。フラットにパワーアンプを組むのでは無く、各パワーアンプに適度な角度付けをすることで立体感を出し、さらには間接照明の当たり方にも影響を及ぼし、美しい陰影を付けることにも一役買っている。かなり手の込んだインストールだが、結果を見ると効果は抜群だったことが分かるだろう。

パワーアンプ周辺のブルーのベースパネルを見るとその角度付けのていねいさが伝わる。それぞれのパワーアンプをアウトラインするようにブルーのパネルが敷き詰められ、そこから浮き上がるように3台のパワーアンプがインストールされている。アクリルの保護パネルで覆われている内部は美術作品のような完成度を見せる。

エンクロージャー内にはヒバ材を使って
拡散処理を施すなど工夫満載の作り込みが見事

トランクルームのデザイン上のもうひとつのクライマックスは前面ウォールに作り付けられているサブウーファーのエンクロージャーだ。後面をアクリルで作り込んでエンクロージャー内部を見せる構造とすることで、手の込んだエンクロージャーの内部処理をトランクルーム側から見せる作りとなっている。

エンクロージャ内いには複数の木製の円柱が使われているが見て取れる。これはサブウーファーの拡散材&エンクロージャーの補強材として使われるパーツで、ヒバ材を用いている。ヒバは比較的柔らかい木材とされ、共振が起き難いことも特徴のひとつ。そのためエンクロージャー内の背圧の処理にも最適だという。もちろんデザイン的にもとびきりの効果を発揮しているのは言うまでもないだろう。

さらにエンクロージャー内のウォール面にはいくつかの大理石のパネルを貼り付けてある。こちらもウォール面の強度を高める効果を狙ったもの。低域のクオリティを徹底してレベルアップするためにエンクロージャー設計にこだわったのもオーナーならではのインストールポイントになっている。

次回の後編ではベンチャーオーディオの3ウェイをインストールしたハイエンドな仕様のフロントステージを見ていくこととしよう。こちらも高いデザイン性が自慢なので要注目だ。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

Pro Shop インストール・レビュー BMW 532d(オーナー:佐々木裕太さん) by サウンドフリークス 前編

《土田康弘》

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