日産 ローグスポーツ、エクストレイル の弟分に2022年型…米国発表

最大出力141hpの2.0リットルエンジン搭載

「日産セーフティシールド360」を全グレードに標準装備

部分自動運転を可能にする「プロパイロットアシスト」

日産 ローグスポーツ の2022年モデル
日産 ローグスポーツ の2022年モデル全 14 枚

日産自動車の米国部門は1月20日、『ローグスポーツ』(Nissan Rogue Sport)の2022年モデルを発表した。日産の欧州向け主力SUV、『キャシュカイ』の北米版で、『ローグ』(日本名:『エクストレイル』に相当)の弟分となる。

◆最大出力141hpの2.0リットルエンジン搭載

2022年モデルでは、駆動方式がFFと4WDの「インテリジェントオールホイールドライブ」から選択できる。インテリジェントオールホイールドライブの場合、天候を問わない走行安定性を追求しているという。

パワートレインは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンだ。最大出力は141hpを引き出す。トランスミッションは、CVTのエクストロニックを組み合わせている。エコモードによって、燃費性能を追求した。最も燃費に優れるグレードの場合、米国EPA(環境保護局)の高速燃費の認定見込み値は、13.6km/リットルとした。

全グレードにApple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」を標準装備した。「NissanConnect」の7.0インチカラータッチスクリーンディスプレイや、Bose製プレミアムオーディオシステムも選択できる。

日産 ローグスポーツ の2022年モデル日産 ローグスポーツ の2022年モデル

◆「日産セーフティシールド360」を全グレードに標準装備

「日産セーフティシールド360」を全グレードに標準装備した。日産セーフティシールド360は、6種類の先進運転支援システムで構成されている。

「歩行者検出機能付きの自動ブレーキ」は、車両のフロントのレーダーとカメラが、歩行者を検知する。ドライバーに警告を発し、衝突が避けられないと判断した場合、自動でブレーキをかける。「ブラインドスポットアラート」は、ドライバーの死角に入った車両を、車線変更の際などに警告する。「リアクロストラフィックアラート」は、駐車場などで後退する際、後方の車両を検出し、ドライバーに警告する。

「リア自動ブレーキ」は、後退時に静止した物体を検出し、ドライバーに警告する。必要に応じて衝突を回避するために、自動でブレーキをかける。「車線逸脱警告」は、ウインカーを出さないで車線変更しようとした場合、ドライバーに警告。「ハイビームアシスト」は、前方の車両を検出し、ヘッドライトのロービームとハイビームを自動で切り替える。

日産 ローグスポーツ の2022年モデル日産 ローグスポーツ の2022年モデル

◆部分自動運転を可能にする「プロパイロットアシスト」

さらに、部分自動運転を可能にする「プロパイロットアシスト」や、インテリジェントアラウンドビューモニター、交通標識認識がオプションで選択できる。プロパイロットアシストは、ステアリングアシストとインテリジェントクルーズコントロールを組み合わせて、交通量の多い高速道路でも、加減速やステアリングの制御を支援する。

また、子どもの車内置き忘れを防ぐ「リアドアアラートシステム」を標準装備した。リアドアアラートシステムは、後部ドアのスイッチをモニターして、走行前後のドアの開閉状態を検知する。

走行する前に後部ドアが開閉されたにもかかわらず、走行終了後に後部ドアが再び開かれなかったことが検知された場合、車両が駐車され、イグニッションがオフになった段階で、インパネ内のディスプレイに警告メッセージを表示する。それでも、ドライバーが子どもを車内に残したことに気づかず、車両から離れた場合、自動的に複数パターンの音を発するクラクションを鳴らして、ドライバーに後部座席を確認するよう促す、としている。

日産 ローグスポーツ の2022年モデル日産 ローグスポーツ の2022年モデル

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ほんと? マツダ『CX-5』新型、価格は350万~420万円か
  2. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  3. 外国人の運転免許証切り替えを厳格化、訪日観光客は申請不可に[新聞ウォッチ]
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』の腰高感・ロール感を抑えてコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 話題の特定小型原付『ウォンキー』にマットホワイト追加! 大容量バッテリーも選択可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る