レクサス LX 新型、日本にない「F SPORT」設定…米国仕様

専用のメッシュグリルで押し出し感を強調

ダウンサイズの3.5リットルV6ツインターボは415ps

F SPORTならではのドライビングパフォーマンス

レクサス LX 新型の「F SPORT」(米国仕様)
レクサス LX 新型の「F SPORT」(米国仕様)全 19 枚

レクサスは1月21日、新型『LX』(Lexus LX)の米国仕様車を発表した。日本向けにはない「F SPORT」が設定されるのが特徴になる。

写真:レクサス LX 新型の「F SPORT」(米国仕様)

レクサスの主要モデルにラインナップされているスポーツ仕様が、F SPORTだ。レクサスのSUVのフラッグシップモデルのLXに、F SPORTが設定されるのは新型が初めてとなる。レクサスによると、よりスポーティな雰囲気を好む顧客に向けて、専用のデザインとハンドリングを備えたLX初のF SPORTを用意したという。

◆専用のメッシュグリルで押し出し感を強調

新型LXのF SPORTには、漆黒のクロームグリルフレームを備えた「Fメッシュ」デザインのスピンドルグリルが専用装備される。大型のスピンドルグリルは、F SPORTならではの装飾を採用することにより、押し出し感を強調している。

足元には、新しい専用の22インチ鍛造アルミホイールを装備した。細いスポークデザインが特長で、スピンドルグリル同様、ブラックで仕上げられている。ボディカラーには、F SPORT専用のウルトラホワイトが用意された。

インテリアには、ステアリングホイールとシフトレバーにテクスチャード加工の本革を採用し、見た目とグリップを向上させた。また、専用のF SPORTエンブレムが、ヘッドレストなどにあしらわれる。専用設計されたFデザインのシートは、横方向のGに対するホールド性を追求したデザインだ。内装色には、サーキットレッドがF SPORTに専用設定されている。

レクサス LX 新型の「F SPORT」(米国仕様)レクサス LX 新型の「F SPORT」(米国仕様)

◆ダウンサイズの3.5リットルV6ツインターボは415ps

新型LXのF SPORTは、米国では「LX600」グレードに設定される。LX600では、従来型「LX570」の5.7リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンから、「V35A-FTS」型 3.5リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンにダウンサイズされた。

最大出力は415ps、最大トルクは66.3kgmを引き出す。従来型のLX570(最大出力383hp、最大トルク55.7kgm)に対して、排気量を2.2リットル縮小しながら、新型はパワでおよそ30ps、トルクで10.6kgm、従来型を上回る。マルチホール直噴インジェクター付き「D-4ST」の採用とロングストローク化、バルブ挟角の最適配置による高速燃焼と高効率ツインターボが、力強い低速トルクと優れた過給レスポンスを生み出すという。

トランスミッションは10速ATの「ダイレクトシフト」を組み合わせる。発進時を除くほぼ全域でロックアップを作動させ、ダイレクトなフィーリングを追求した。また、10速化により、ギアステップのクロス化、全体のギアレシオのワイドレンジ化を可能にし、高速燃費、発進加速、オフロード性能の向上を狙う。さらに、駆動力特性と変速タイミングを最適化している。

レクサス LX 新型の「F SPORT」(米国仕様)レクサス LX 新型の「F SPORT」(米国仕様)

◆F SPORTならではのドライビングパフォーマンス

専用チューンされたフロントとリアのパフォーマンスダンパーをはじめ、トルセンLSDやリアスタビライザーの採用により、F SPORTならではのドライビングパフォーマンスを追求した。AVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンションシステム)と電動パワーステアリングには特別なチューニングが施され、F SPORTならではのパフォーマンスを重視したレスポンスとハンドリングの安定性を備えているという。

新型LXのAVSは、リニアソレノイドバルブ方式に変更したことにより、減衰力切り替えの優れた応答性を実現した。路面や走行状態に応じてきめ細かく、滑らかな制御を可能にする。街中で段差を乗り越える時などには、減衰力を低めに設定することで快適な乗り心地を、ステアリング操作時は、減衰力を高めることでフラットな安定感を確保した。さらに、ドライブモードに合わせて減衰力も変化させ、ドライバーの好みに合わせた走りを可能にした、と自負する。

新型LXでは、従来型の油圧式パワーステアリングシステムから、モーターと減速機を用いた電動パワーステアリングに変更された。これにより、きめ細かなチューニングを可能にし、ステアリング操作に対して忠実でリニアに車両が応答する安心感と、大きな車体であることを感じさせない扱いやすさを目指した。駐車場や交差点など低速での取り回しの良さや、オフロード走行時などの低速域では、軽い操舵感によりドライバーの負担軽減を図る。高速走行時には、車速に応じた適度な操舵力により、手応えのある操舵感を追求した、としている。

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《森脇稔》

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