軽量スポーツ『Mono』、水素燃料電池パワートレイン搭載へ…「Mono FCEV」開発

BACの Mono FCEV のイメージ
BACの Mono FCEV のイメージ全 5 枚

英国のBAC社は1月26日、軽量スポーツカーの『Mono』に水素燃料電池パワートレインを搭載した『Mono FCEV』を開発すると発表した。

BAC社は、ブリッグス・オートモーティブ・カンパニーの略。イングランド北西部チェシャー州在住のブリッグス兄弟が設立し、スポーツカーを少量生産している。その名前を有名にしたのが、2011年春に発表された初代Mono(モノ)だ。Monoは、英国の伝統を受け継ぐライトウェイトスポーツ。フォーミュラマシンを思わせる1名乗りのボディはカーボンファイバー製で、車両重量はわずか580kgとした。2世代目モデルがベースの最新の『Mono R』には、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力343hp)を搭載。0~96km/h加速2.5秒、最高速273km/hの性能を発揮する。

BAC社はこのMonoに水素燃料電池パワートレインを搭載したMono FCEVを開発する計画だ。自動車、航空宇宙、海洋、電力業界向けの水素パワートレイン技術を手がけるViritech社と共同開発する。

BAC社は2030年までに、ゼロエミッションへの移行を目指している。Mono FCEVは、妥協のないパフォーマンスとドライバーエクスペリエンスというBACの精神を受け継ぐ、としている。

《森脇稔》

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