マツダ『CX-50』、2.5リットルターボは最大出力256hp

トヨタとの米合弁工場で生産開始

自然吸気のSKYACTIV-G 2.5は最大出力187hp

ターボ専用のエクステリア

マツダCX-50
マツダCX-50全 11 枚

マツダの米国部門は2月22日、新型クロスオーバーSUVの『CX-50』(Mazda CX-50)の米国ベース価格を、2万6800ドル(約310万円)に設定すると発表した。ターボエンジン搭載車などのスペックも公表している。

◆トヨタとの米合弁工場で生産開始

マツダは2022年から順次、新型クロスオーバーSUVをグローバルで5車種投入する計画だ。5モデルの中で、米国向けとなるのが、CX-50と『CX-70』、『CX-90』の3車種となる。

このうち、CX-50は、SUVらしい存在感やオフロード性能が求められる米国市場に向けて、新たなラインアップの中核として導入されるクロスオーバーSUVだ。『CX-30』などと同じく、マツダのスモールラインナップに属するという。

CX-50は、米国アラバマ州ハンツビルのトヨタとの新合弁工場、「マツダ・トヨタ・マニュファクチャリング(MTM)」で生産される。すでにこの合弁工場では、トヨタが『カローラクロス』の生産を開始した。CX-50は、同じ工場で1月27日、生産を開始している。

◆自然吸気のSKYACTIV-G 2.5は最大出力187hp

CX-50は、優れたドライビングダイナミクスやデザインなど、マツダ車に求められる特長を維持しながら、北米のユーザーが好むアウトドアライフを支援することを目指して開発された。

CX-50では、ドライバーがオンロードとオフロードで自信を持って走行できるように、マツダらしい自然な走行フィールを強化した。最新の「i-ACTIV AWD」テクノロジーと改良新型『CX-5』にも採用された「マツダ・インテリジェント・ドライブセレクト(Mi-Drive)」が標準装備される。ドライブモードはMi-Driveのスイッチで選択でき、オフロード走行やキャンピングカーなどの牽引など、さまざまな条件において、ドライバーを支援する。

米国発売時には、2.5リットル直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンの「SKYACTIV-G 2.5」と、2.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」エンジンの2種類が用意される。今回、発表されたスペックによると、自然吸気のSKYACTIV-G 2.5は、最大出力187hp、最大トルク25.7kgmを発生する。ターボのSKYACTIV-G 2.5Tは、最大出力256hp、最大トルク44.3kgmを引き出す。両エンジンともに、トランスミッションは6速ATを組み合わせた。ターボモデルには、パドルシフトが付く。

◆ターボ専用のエクステリア

マツダの最新魂動デザインを導入し、新たなスタイリング表現を生み出すことを目指した。滑らかな長いシルエットとワイドなスタンスを備えており、ダイナミックなプロポーションとした。ターボモデルには、専用エンブレム、大径テールパイプ、LEDテールライト、LEDオートレベリングヘッドライトを備えたアダプティブLEDフロントライトシステムが装備される。

インテリアは、ドライバーに焦点を合わせたレイアウトを採用した。シートの素材やデザインは、冒険やアクティブなライフスタイルを好む顧客に向けて、居心地の良い雰囲気を演出することを重視したという。インテリアは、すべての乗員に快適さをもたらすようにデザインされた。カーゴスペースは、アウトドアでのアクティビティを支援するように設計されている。荷室の高さと長さは、アウトドアアイテムを積載して固定するのに理想的、と自負する。さらに、高強度のルーフレールと強化されたBピラー&ドアピラーを採用し、ルーフボックスなどを装着しやすくしている。

マツダ車では初の新しいパノラマムーンルーフは、乗員が自然とのつながりを深めることを狙った。ボディカラーにはジルコンサンド、内装色にはテラコッタなど、新しいカラーオプションを設定している。

《森脇稔》

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