グーグル、ドライバーレスのロボタクシーの運行準備を完了…米サンフランシスコ

ウェイモの第5世代の自動運転システムを搭載するジャガーI-PACE
ウェイモの第5世代の自動運転システムを搭載するジャガーI-PACE全 3 枚

グーグルの自動運転車開発部門のウェイモ(Waymo)は3月21日、米国カリフォルニア州サンフランシスコにおいて、ドライバーが同乗しない「ロボタクシー」を運行する準備が整った、と発表した。

写真:ウェイモの第5世代の自動運転システムを搭載するジャガーI-PACE

ウェイモは2021年8月、サンフランシスコで第5世代の自動運転システムを搭載するロボタクシーの実証実験を開始した。ウェイモは現在、第5世代の自動運転システムをベースに、自動運転の実用化に向けた研究開発を進めている。

「Waymo Driver」と呼ばれる自動運転システムの第5世代では、検出性能を向上させる改良を施しているのが特長だ。ライダー(LiDAR)、カメラ、レーダーなどの性能は引き上げられ、それぞれの機能と安全性を最大限に引き出すために、最適な場所にレイアウトし直した。

第5世代の自動運転システムでは、ルーフ上のドームにLED照明を追加した。これにより、ライダーが昼夜を問わず、車両の周囲の物体を識別し、複数の自動運転車が待機している場合でも、どの車両であるかを確認するためのメカニズムとして機能する。また、従来型では、コンピューターがトランクスペース全体を占有していた。しかし、第5世代の自動運転システムでは、コンピューターを小型化し、トランク床下に搭載することが可能になった。

ウェイモはサンフランシスコにおいて、ドライバーが同乗しないロボタクシーを運行する準備を整えた。これは、完全自動運転の商用サービスを展開するための主要なステップになるという。ウェイモは、この決定はWaymo Driverの安全性を慎重に評価した結果、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  5. ホンダ『プレリュード』新型、気になるライバルたち
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る