ホンダ シビック 新型、欧州はハイブリッドのみ…燃費20km/リットル以上が目標

2022年末までにすべての欧州向け量販モデルを電動化

ハイブリッドシステム全体で184hpのパワーと32.1kgmのトルク

4種類のモードを切り替え可能

ホンダ・シビック e:HEV(欧州仕様)
ホンダ・シビック e:HEV(欧州仕様)全 10 枚

ホンダの欧州部門は3月23日、新型『シビック』のハイブリッド、「シビック e:HEV」(Honda Civic e:HEV)を発表した。日本仕様の新型シビックにはないハイブリッドとなる。

写真:ホンダ・シビック e:HEV

◆2022年末までにすべての欧州向け量販モデルを電動化

ホンダは、シビックe:HEVを欧州市場に投入することにより、『シビックハッチバック』の50周年を祝う計画だ。また、新型シビックの欧州仕様車は、ハイブリッドのみとなる。これにより、欧州ラインナップの電動化が完了するという。

ホンダのe:HEVパワートレイン技術を標準装備する新型シビックは、2022年末までにすべての欧州向け量販モデルを電動化するというホンダの目標を達成するモデルとなる。

新型では、車両全体の走行性能を高めながら、静かで落ち着いたキャビン環境を作り出すために、パワートレインのNVH対策に入念に取り組んだという。

ホンダ・シビック e:HEV(欧州仕様)ホンダ・シビック e:HEV(欧州仕様)

◆ハイブリッドシステム全体で184hpのパワーと32.1kgmのトルク

シビックe:HEVの新世代のハイブリッドパワートレインは、新開発の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジンに、2つの小型モーターを組み合わせたものだ。ハイブリッドシステム全体で、184hpのパワーと32.1kgmのトルクを引き出す。

バッテリー(二次電池)は、72のセルで構成される新設計のリチウムイオン。2.0リットルエンジンは、最大熱効率41%を達成している。これは、市販車で最高レベルという。

2つの強力な電気モーターが連携して、新型シビックを走行させる。エンジンは、新開発のコンパクトなパワーコントロールユニットによって制御される。このユニットは、パワートレインとともにボンネットの下に搭載されている。後席の下には、インテリジェントパワーユニットの最新版をレイアウトした。小型軽量でありながら、エネルギー密度を向上させている。このシステムは、高い効率と瞬時のトルクと強力な加速を両立した、と自負する。

ホンダ・シビック e:HEV(欧州仕様)ホンダ・シビック e:HEV(欧州仕様)

◆4種類のモードを切り替え可能

ハイブリッドパワートレインは、EV走行、ハイブリッド走行、エンジン走行をスムーズに切り替える。エコ、ノーマル、スポーツの3種類のドライブモードと、エンジンやトランスミッション、クラスターゲージの表示を個別に制御できるインディビジュアルモードの合計4種類のモードから選択して、必要に応じて車両のレスポンスを調整できる。

e:HEVシステムの中心となるのは、機械的摩擦を最小限に抑えるように設計されたシングルギアのトランスミッションだ。走行状況に合わせて、車両を最適化するインテリジェントなパワーコントロールユニットによって制御される。新型シビックは、WLTPサイクルによる燃費が20km/リットル以上、CO2排出量が110g/km以下を目標数値に掲げている。

洗練されたパワートレインを、強力で安心感のあるハンドリングや直線安定性と組み合わせた。第11世代となる新型シビックは、従来型よりもホイールベースが35mm長く、リアのトレッドも広くなっている。このため、直進性能とコーナリング性能が向上し、新しい低摩擦ボールジョイントと改良されたフロントダンパーが、ダイナミックなフィーリングを高めているという。また、新型はシビック初のボディスタビライザーフロントシート構造を採用しており、乗員の安定性と快適性を向上させた、としている。

《森脇稔》

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