BMW i3 新型、中国向けは 3シリーズ のロングがベース…110mm長い

グローバル展開している現行i3とはまったく異なるモデル

1回の充電での航続は最大526km

ホイールベースの110mm延長で後席乗員の快適性を追求

最新の「BMWオペレーティングシステム8(OS8)」搭載

BMW i3 新型の「eDrive35L」(中国仕様)
BMW i3 新型の「eDrive35L」(中国仕様)全 10 枚

BMWは3月31日、新型『3シリーズ』(BMW 3 Series)がベースのEV『i3』新型を発表した。2022年5月、中国市場で発売される予定だ。

写真:BMW i3 新型の「eDrive35L」(中国仕様)

◆グローバル展開している現行i3とはまったく異なるモデル

新型i3は、中国専用モデルだ。BMWがグローバル展開している現行i3とは、まったく異なるモデルになる。中国向けの新型i3は、新型BMW『3シリーズセダン』がベースだ。BMWの新型EVの『i4』が、『4シリーズグランクーペ』新型をベースにしているのと、同じ関係になる。

新型i3は、中国の顧客のニーズに合わせて開発された。現地ではセダンの人気が高く、2021年には、中国プレミアムコンパクトセグメントにおいて、新型3シリーズセダンが最量販モデルとなった。

BMWグループは、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)など、電動車両のラインナップを拡大し続けている。その最新モデルが、5月に中国市場で発売される予定の新型i3になる。BMWグループは2030年までに、全世界の新車販売の50%をEVにすることを目指している。

BMW i3 新型の「eDrive35L」(中国仕様)BMW i3 新型の「eDrive35L」(中国仕様)

◆1回の充電での航続は最大526km

新型i3 には、「eDrive35L」グレードのみが用意される。EVパワートレインには、BMW『iX3』、『i4』、『iX』に搭載された最新の第5世代の「BMW e Drive」を採用している。

eDrive35Lには、最大出力286hp、最大トルク40.8kgmを発生するモーターを搭載する。パワフルなモーターは、0~100km/h加速6.2秒、最高速180km/hの性能を発揮する。バッテリーは蓄電容量が70.3kWh(正味容量は66.1kWh)。1回の充電で、最大526kmの航続を可能にしている。急速充電を利用すれば、バッテリー容量の80%をおよそ35分で充電できる。

エクステリアは、EV専用デザインを採用する。フロントグリルは、開口部が閉じたデザインに。足元には、空気抵抗に配慮した専用ホイールを装着する。「BMW iブルー」のアクセントが、各部にあしらわれている。

BMW i3 新型の「eDrive35L」(中国仕様)BMW i3 新型の「eDrive35L」(中国仕様)

◆ホイールベースの110mm延長で後席乗員の快適性を追求

i3 eDrive35Lは、新型3シリーズセダンの中国向けロングホイールベース仕様車がベースだ。ホイールベースを110mm延ばして、後席乗員の快適性をさらに向上させている。

i3 eDrive35Lのボディサイズは、全長4872mm、全幅1846mm、全高1481mm、ホイールベース2966mm。i3 eDrive35Lのサスペンションシステムは、110mmのロングホイールベース化と中国の道路状況に合わせて、チューニングされた。このチューニングは、中国遼寧省瀋陽市のBMWブリリアンスのR&D部門によって行われた。中国のサプライチェーンの仕様に合うように、コンポーネントの一部を変更しているという。

i3 eDrive35L は、新型3シリーズセダンのスポーティなドライビングダイナミクス、長距離走行での快適性、幅広いカスタマイズオプションを備える、と自負する。 i3 eDrive35Lは、高いレベルの生産品質やサービス品質、ロングライフなどの特徴を持ち、プレミアムコンパクトセグメントで独自の製品になっているという。

BMW i3 新型の「eDrive35L」(中国仕様)BMW i3 新型の「eDrive35L」(中国仕様)

◆最新の「BMWオペレーティングシステム8(OS8)」搭載

i3 eDrive35Lには、最新の「BMWオペレーティングシステム8(OS8)」を搭載する。OS8では、いくつかの重要な機能が強化されている。リモートソフトウェアアップグレードでは、部分的な自動運転を含めた先進運転支援システム(ADAS)など、複雑で大規模なソフトウェアアップデートも可能になる。さらに、顧客がリモートソフトウェアアップグレードのインストールを、好みの日時に設定できるようになる。

新世代のBMW 「iDrive」は、顧客の習慣や好みをOS8に取り入れることを可能にする。システムは柔軟な設計としており、サードパーティのアプリを車内でさらに簡単かつ便利に利用できるようになる。

「BMWデジタルキー」も採用する。これは、スマートフォンベースのデジタルカーキーだ。BMWデジタルキー使用すると、ユーザーは簡単かつ安全に車両をロックしたり、ロック解除したりすることができる。デジタルキーは、最大5名で共有することも可能だ。スマートフォンをワイヤレス充電または専用トレイに置くだけで、パワートレインを始動できる。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『シエンタ』次期型は2027年登場か---新開発1.5Lエンジン搭載
  2. 電動軽トラ、フォロフライ「FKT」受注開始…航続225km・急速充電1時間
  3. フェラーリ・ポルシェなど7種のエンジン音を愛車で体感!「サウンドレーサーX」9月下旬に再販へ
  4. BYD『ラッコ』は本当に“日本に最適な軽EV”なのか? 日常使いで見えた利点と課題
  5. アライ、元祖「目玉ヘルメット」レプリカとミリタリースタイルの新作ヘルメットを発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. ams OSRAM、CMOSイメージセンサー事業を米インディー・セミコンダクターに売却…AIフォトニクス・ARに集中
  5. 6歳でも150cmでもない?「ジュニアシート卒業」を見極める“5つのステップ”とは【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る