化石燃料の国内供給、7年連続マイナス、2020年度

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資源エネルギー庁は4月15日、各種エネルギー関係統計を基に、2020年度のエネルギー需給実績を発表した。

需要では最終エネルギー消費は前年度比6.7%減と落ち込んだ。このうち、石油は同7.1%減、石炭が同14.7%減、都市ガスが同8.8%減、電力が同1.5%減だった。

最終消費を部門別に見ると、家庭が新型コロナウイルス感染拡大による在宅時間が増加したことなどから同4.8%増と増えた。企業・事業所はほぼすべての製造業で生産量が減少した影響などから同8.0%減だった。中でも製造業は同9.7%減だった。運輸が人流抑制・生産活動落ち込みの影響などで同10.3%減となった。

供給動向では一次エネルギー国内供給が同6.1%減だった。化石燃料が7年連続で減少した。このうち石油は同7.9%減だった。化石燃料シェアは84.8%で、東日本大震災以降で最小となった。再生可能エネルギー(水力含む)は8年連続で増加した一方で、原子力は2年連続減少した。

エネルギー起源CO2排出量は、同5.9%減の9.7億トンとなり10億トンを下回った。7年連続で減少した。部門別では運輸が同10.2%減、企業・事業所が同6.9%減となった。

《レスポンス編集部》

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