ボルボカーズ（Volvo Cars）は4月28日、2022年第1四半期（1～3月）の決算を発表した。売上高は742億6900万スウェーデンクローナ（約9820億円）。前年同期の685億9300万スウェーデンクローナに対して、8.2％増加した。
一方、第1四半期のEBIT（利払前・税引前利益）は、60億3800万スウェーデンクローナ（約800億円）。前年同期の84億2300万スウェーデンクローナに対して、28.4％の減益となった。
減益となったのは、世界的な半導体不足やウクライナ危機、中国などアジアでの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によるロックダウンの影響で、新車販売が落ち込んだため。第1四半期の世界新車販売台数は14万8295台。前年同期比は20.1％減と、2年ぶりに前年実績を下回った。
市場別では、欧州が6万5157台。前年同期比は25.6％減とマイナスに転じた。米国では2022年第1四半期、2万2757台を販売した。前年同期比は16.5％減と、2年ぶりに前年実績を下回った。米国を上回ったのは中国。第1四半期実績は3万5698台。前年同期比は21.1％減とマイナスに転じた。また、日本は第1四半期、3764台を登録した。前年同期比は15.4％減と3年連続で前年実績を下回った。
車種別の2022年第1四半期の世界販売実績では、コンパクトSUVの『XC40』とミドルクラスのSUVの『XC60』が販売の主力に。最上位SUVの『XC90』が、これに続いている。
