BMWとメルセデスベンツ、カーシェア合弁をステランティスに売却へ

メルセデスベンツのカーシェアリングサービス「SHARE NOW」
メルセデスベンツのカーシェアリングサービス「SHARE NOW」全 2 枚

BMWグループメルセデスベンツは5月3日、両社が合弁設立したカーシェアリングサービス企業SHARE NOW」を、ステランティスに売却することで合意した、と発表した。

BMWグループと旧ダイムラーは、折半出資により新たな合弁会社5社を2019年に設立し、この新会社にモビリティサービス事業を集約した。5つの新会社は、ドイツ・ベルリンに設立され、それぞれ「REACH NOW」、「CHARGE NOW」、「FREE NOW」、「PARK NOW」、SHARE NOWと命名された

このうち、カーシェアリングサービス企業がSHARE NOWだ。旧ダイムラーの「car2go」と、BMWグループの「DriveNow」を組み合わせたもので、両社は協力して、SHARE NOWをヨーロッパのマーケットリーダーに発展させ、長期的なカーシェアリングなどの新しいサービスを含めて、継続的に発展させてきた。

SHARE NOWは、世界30か所以上の大都市で合計2万台を超える車両を運用。車両をより便利に利用でき、都市部の車両総数を減らすことを目指す。すでに400万人以上の顧客が、SHARE NOWのカーシェアリングサービスを利用している。

ステランティスは、SHARE NOWを買収することにより、モビリティ子会社の「Free2move」の事業を強化していく。一方、BMWグループとメルセデスベンツは、カーシェアリング子会社を売却することにより、モビリティ合弁事業を再編する。将来的には、成長の可能性が高い2つの中心分野、デジタルマルチモビリティのFREE NOWとEV充電のCHARGE NOWに注力していく。


《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  3. スズキ初の量産EV『eビターラ』に期待の声!「リーフとどっちが安い?」など価格に注目集まる
  4. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  5. リアシートのない新型『ランドクルーザー250』発売!? 英国トヨタ工場で改造される“特別仕様”とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る