エアロって格好だけ? 効果はあるの? 空力チューンの効果的な使い方[カスタムHOW TO]

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バンパー交換や大型のGTウイングを筆頭に、純正バンパーに追加するタイプのリップスポイラーやウイング、サイドステップなど、空力パーツは多数ラインアップされている。それらはどう使えば効くのか、効果的な使い方とは!?

【画像】スタイリッシュで効果あるエアロパーツを見てみる

◆年々その効果が重要視されている
空力チューンは自動車メーカーも注目

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近年のクルマはフロア下がカバーに覆われているものが多い。これまでだったら、エンジン、ミッション、エキゾーストパイプなどがむき出しだったが、そこにカバーがされてフラット化されていることが多い。これは空力的な効果を狙ってのもの。フロア下を綺麗に空気が流れると、空気抵抗が減るので燃費が良くなる。走行時の風の抵抗による騒音も静かにすることができる。スーパーカーと言われるようなフェラーリやポルシェなどでは、1980年代から当然のようにフラット化されていたが、国産車で300万円以下のクルマでもカバーが付けられるようになったのは、ここ5年くらい。空力的な改善は大衆車にも及んできているのだ。

それならばチューニングで空力効果を得ようというのは当然のこと。そこで用意されているのがエアロパーツだ。エアロパーツといえば見た目のドレスアップ効果を狙っているものが多いのも事実。それは実際に風洞でどれだけ効果があるか、その形状を検証しているものが少ないからでもある。しかし、その形状からある程度効果を発揮するものもあるのだ。

◆リップスポイラーは意外なほど効く
フロントの空力はリアが怖くなる!

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手軽に空力的な効果を感じたいならオススメはメーカー系サプライヤーの純正に追加するタイプのエアロパーツ。具体的に言えば、例えばGRパーツの86用「GRフロントスポイラー」。空力的な効果を実際に風洞実験で検証して形状を決定。確実にダウンフォースを発生させることができる。しかし、ここで気をつけたいのがバランスだ。フロントにリップスポイラーを追加すると、小型でも意外なほど効果が出る。フロントは小型のエアロパーツでもフロア下に流れ込む空気を減らすことで、フロア下から浮き上がる力を減らすことができ、その効果は思っている以上に大きい。

通常、市販車は100km/hになるとダウンフォースとは逆のアップフォースが生じ、クルマは持ち上げられている。それによってフロントタイヤの接地感が下がってフラフラしたり、ドライバーは不安感を感じやすい。それが、小型でもスポイラーを装備することでアップフォースをゼロとか、もっと高速になるとダウンフォースを発生させることもできるのだ。

そこで気になるのが前後バランスだ。フロントでそれだけダウンフォースというか、浮き上がりを防げるようになると、相対的にリアの空力が足りなくなる。フロントの動きが良くなる分、さらにリアのグリップが少なく感じられてしまうのだ。これはテストしたプロドライバーも「フロントにだけスポイラーを装着すると、リアがかなりナーバスに感じられる。一般ユーザーにはオススメできない。リアにもスポイラーを装着しましょう」というほどなのだ。

相対的にリアのダウンフォースが足りなくなり、リアタイヤの限界が下がってしまいがちなのだ。これでは危ない。なので、スタイリング的なモディファイでフロントにだけスポイラーを追加することもあるが、ぜひリアも含めて装着を考えたい。

◆リアウイングは水平でも効果を発揮する

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そこでリアウイングである。レーシングカーのような大掛かりなGTウイングでなくてもいいので、トランススポイラーなどをバランスを考えて装着したい。走行風が通過するボディ上面は、その流れる空気が速い。トランクの先ではクルマに巻き込むように渦が発生し、クルマを後方に引っ張ろうとする。この効果を弱めるためにはウイングは水平でも効果あり。水平方向に長くすることで、ボディ後方に回り込みにくくして、空気抵抗を減らすことができ、リアの安定化を図ることができる。

空力パーツは見た目以上に、意外と効く。それを配慮した上で、前後バランスをよく考えて装着すれば、もっと安定感のある乗りやすいクルマにグッとレベルアップさせることも可能だ。


《加茂新》

加茂新

加茂新|チューニングカーライター チューニング雑誌を編集長含め丸15年製作して独立。その間、乗り継いたチューニングカーは、AE86(現在所有)/180SX/S15/SCP10/86前期/86後期/GR86(現在所有)/ZC33S(現在所有)。自分のカラダやフィーリング、使う用途に合わせてチューニングすることで、もっと乗りやすく楽しくなるカーライフの世界を紹介。

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