ポルシェ 911 GT3 最強の純正オプション「マンタイ」、ニュルで4秒短縮…欧州設定

大型化されたリアウイングなど空力性能を強化

キットを装着してもポルシェの車両保証が適用

ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは6分55秒737

ポルシェ 911 GT3 新型の純正オプション「マンタイパフォーマンスキット」装着車
ポルシェ 911 GT3 新型の純正オプション「マンタイパフォーマンスキット」装着車全 10 枚

ポルシェ(Porsche)は6月2日、新型『911 GT3』に純正オプションとして、「マンタイパフォーマンスキット」を欧州で設定すると発表した。ドイツ・ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは6分55秒737で、キット未装着車に対して4.19秒短縮している。

写真:ポルシェ 911 GT3 新型の「マンタイパフォーマンスキット」装着車

◆大型化されたリアウイングなど空力性能を強化

ポルシェ 911 GT3 新型の純正オプション「マンタイパフォーマンスキット」装着車ポルシェ 911 GT3 新型の純正オプション「マンタイパフォーマンスキット」装着車

マンタイパフォーマンスキットは、「ポルシェ テクイップメント」の純正オプションとして用意される。このキットは、ポルシェのモータースポーツパートナーの「マンタイ」の持つノウハウを注入して開発された。

マンタイパフォーマンスキットは、新型911 GT3用に特別に開発された空力パーツとシャシーで構成されている。空力パーツは、フロントに大型リップスポイラーとフラップを追加した。アンダーボディのエアガイドトリムとの組み合わせにより、フロントアクスルのダウンフォースを増加させる。大型化されたリアウイングも採用。リアディフューザーは、CFRP製のフィンによって延長された。後輪のエアロディスクもCFRP製とした。

サーキット向けにチューニングされたサスペンションは、ポルシェとマンタイの長年のモータースポーツでの経験が生かされている。ショックアブソーバーは4段階に調整でき、特別な工具なしで微調整できる。スプリングレートは、フロントで10%高められ、リアは7%低くしている。

◆キットを装着してもポルシェの車両保証が適用

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オプションとして、20インチと21インチの軽量の鍛造ホイールセットが用意されている。バネ下の質量を4本合計で7.3kg削減する。ホイールの色には、ブリリアントシルバー、ダークシルバー、ネオダイム、サテングロスのブラックの4種類が設定されている。

マンタイパフォーマンスキットには、スチールブレード付きのブレーキラインセットが標準装備されている。レーシングブレーキパッドは、オプションで装着できる。 「Manthey」のロゴ入りドアプロジェクターと照明付きドアシルガードも選べる。牽引ループもキットに含まれている。また、マンタイパフォーマンスキットを装着した新型911 GT3には、ポルシェの車両保証が適用される。

新型911 GT3には、レーシングカーの「911 GT3 R」のパワートレインをベースにする4.0リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンを搭載する。最大出力は510ps/8400rpmと、従来型に対して35ps引き上げられた。このエンジンは、耐久レースでその実力が証明されている高回転エンジンで、新型「911 GT3カップ」にも、ほぼ変更を加えずに使用されている。トランスミッションは、6速MTと7速PDK。新型911 GT3の動力性能は、0~100km/h加速が3.4秒、最高速は320km/h(PDKは318km/h)に到達する。

◆ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは6分55秒737

マンタイパフォーマンスキットを装着した新型911GT3は、ポルシェのスポーツカーの伝統的なテストコース、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、その可能性を最大限に引き出したという。ポルシェワークスドライバーのケビン・エストレ選手がステアリングホイールを握り、1周20.6kmのコースを6分55秒737で周回した。

これは、標準の新型911GT3が1年前に行ったテストよりも4.19秒速い。どちらの車両にも、オプションのミシュラン「パイロットスポーツカップ2R」タイヤが装備されていた。このラップタイムは、立会人によって公式なものと証明されている。

マンタイパフォーマンスキットは、ヨーロッパのポルシェセンターにおいて、車両本体プラス3万7911ユーロ(約537万円)から注文できる。2022年秋に装着を開始し、他の市場も続く予定、としている。

《森脇稔》

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