KDDIと三井物産、人の移動を予測する合弁会社を新設…スマートシティ実現を支援

KDDIと三井物産が目指す協業深化の領域
KDDIと三井物産が目指す協業深化の領域全 1 枚

KDDI三井物産は6月9日、デジタル技術を活用して人の移動を把握・予測し、交通システムなどを効率化したスマートシティ実現を支援する合弁会社「ジオトラ」を設立したと発表した。

三井物産とKDDIは2021年3月に、AIやauのスマートフォン位置情報を活用し、人の移動手段や時間、目的などを把握・予測するプラットフォーム・分析サービスを開発した。ジオトラはサービスを活用する基盤となる「地理空間分析プラットフォーム」を提供する。

都市生活をデジタル技術で豊かにするスマートシティ事業への期待が高まっている。ジオトラがプラットフォームを提供することで、スマートシティ開発などに関わる企業や自治体など、さまざまな事業者の企画・政策に関する意思決定を高度化することを支援する。

ジオトラは既に本プラットフォームによるデータを活用し、三菱地所と共同で、丸の内エリア (大手町・丸の内・有楽町) のMaaS(モビリティアズアサービス)による自動運転バスの運行管理や、街の利便性向上に関する施策検討など、エリアの魅力向上に関する取り組みを開始している。

また、渋谷区ではプラットフォームを、区が抱える課題を的確、迅速に把握するためのデータ収集を進めている。今後、渋谷区の現状を可視化・分析する「シティダッシュボード」に活用しており、区内の移動ニーズやエリア、空間の特性を把握していくのに活用される見通し。

両社は今後、スマートシティ分野に加え、モビリティ、エネルギー、インフラ、エンターテインメント、ヘルスケアなどの領域で協業深化を目指す。


《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る