三菱ふそうトラック・バスは7月5日、『ふそう スーパーグレート』など3車種の駐車ブレーキ警告灯用スイッチに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『ふそう スーパーグレート』『ふそう エアロエース』『ふそう エアロクイーン』の3車種で、2017年7月12日から2021年9月27日までに製造された3万7371台。
大型トラック・バスの駐車ブレーキ警告灯用スイッチが不適切なため、エア配管内に発生する凝縮水によってスイッチが正常作動しなくなるものがある。そのため、駐車ブレーキを解除しても、駐車ブレーキの作動状態を正しく表示しない場合があり、Dレンジでの自動変速が不能(マニュアルモードでの変速は可能)になるとともに、EZGO(坂道発進補助装置)とヒルホルダ等が機能しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、駐車ブレーキ警告灯用スイッチを対策品に交換するとともに、装着位置を変更する。
不具合は708件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。