上質サウンドに目覚める…スバル レガシイB4 前編[カーオーディオ ニューカマー]

上質サウンドに目覚める…スバル レガシイB4 前編[カーオーディオ ニューカマー]
上質サウンドに目覚める…スバル レガシイB4 前編[カーオーディオ ニューカマー]全 8 枚

若い頃には車内にモニターを複数インストールする内装ドレスアップを経験していた佐藤さんだったが、近年は良い音を聴きたくなって上質サウンドのハイファイオーディオに目覚める。北海道のAUDIO.VISUAL.SECURITY FISTと出会いシステムアップを開始する。

◆かつてはモニターの複数取り付け等を体験
近年は愛車の高音質化を目指した取り組みを開始

ずいぶん若い頃には車内にモニターをたくさん取り付けるなど、当時流行したオーディオ&ビジュアル系のドレスアップを実施していた時期もあったという佐藤さん。当時は5.1チャンネルシステムを導入して愛車のAV環境のグレードアップを楽しんでいた。しかしその頃の仕様は音質よりもドレスアップ志向が強く、カッコいい内装を作ることを優先していた。

その後はAVのドレスアップは沈静化して、長い間オーディオ関連は純正レベルで止め大きなグレードアップは手つかずだった。

「ある程度、年齢も重ねて来てクルマのドレスアップに対する考え方も好みも変わってきました。今乗っているB4では純正の音ではなんだかもの足りなくて音の良さを追求するハイファイ系のオーディオを目指してみたいと思ったんです」

もともと音楽が大好きだったオーナー、クルマに乗り込むとずっと音楽を聴いている。しかし純正オーディオで音楽を聴いていたところ、徐々にその音に不満を持ち始めたのがオーディオ・システムアップのきっかけになったようだ。

「そこで、とあるショップで簡単にスピーカー交換を実施したんです。これで音も進化したので満足しました。それでオーディオのグレードアップは完成形だと思っていたので、その後さらに進化させることになるとはその時は思ってもみませんでした」

◆兄の紹介でフィストを訪れたオーナー
これがきっかけでシステムアップが始まる

スピーカーを交換して音質をアップさせた佐藤さんのレガシイB4。満足してしばらくはそのまま乗っていたのだが、ある日、兄が愛車のグレードアップに訪れたフィストを紹介されることになる。ひとあし先にお兄さんがフィストに来店し、好印象を持ったことから佐藤さんにショップの話をしたのがきっかけだった。

「当初はセキュリティやエンジンスターターがきっかけだったんですが、そのうちオーディオの相談も始めたんです。もう少し音を良くしたいと思ったときにどんな選択肢があるのかと聞いたところ、当時使っていた純正ナビを高音質なナビに変更するのが効果的だとアドバイスされたんです」

それまで沈静化していたオーディオ熱がこれをきっかけに一気に加速することになる。ナビ選びで候補に挙がったのはカロッツェリアのサイバーナビXシリーズ。もともとカロッツェリアが好きだったオーナー。同ブランドには前々から“クリアな音”という印象が強く、セレクトはほぼ一択だった。

「サイバーナビXシリーズは音の良さはもちろんなんですが、調整機能も備えていることもショップで説明されたのもセレクトのポイントでした。以前はそんなモデルがなかったので、そんな高機能なナビがあるなんてちょっとビックリしました」

こうしてサイバーナビXシリーズの導入を決定したオーナー。フィストで取り付け~調整を実施すると、想像以上の音の進化を体感することになる。

「ナビを交換しただけなのに、音の迫力やクリアさが格段にアップしたのを感じました。こんなに音が変わるのかとちょっと驚きました」

◆低音の増強を目指してサブウーファー追加
エンクロージャーを組んで本格取り付けを実施

ナビをサイバーナビXシリーズに交換した当時は、オーディオだけではなくクルマいじりにも入れていた時期でもあった。予算を考えると同時に両方をこなしていくのは無理があったという。

「外装に予算を掛けていくのか、それともオーディオメインで行くのか、実は迷っていた時期でもあったんです。でもナビの交換でここまで音が進化したのを体験したので、ここからはオーディオに力を入れることを決意しました」

サイバーナビXシリーズの取り付け&調整による愛車の高音質化はオーナーの満足感も高く、1年程度はその音を楽しんでいた。

「1年ぐらい経った頃だった、前々から気になっていたサブウーファーの導入をしたくなってきたんです。低音をしっかり鳴らすとどうなるかに興味があったんです。しかし取り付けるならばきっちりとボックスを組んで質の高い低音を聴きたいと思いました」

フィストでそんな相談をした佐藤さん、サブウーファーにはお気に入りのブランドであるカロッツェリアのTS-W252PRSをチョイス。エンクロージャーを組んで、パワーアンプはPRS-D800を組み合わせて充実の低音再生環境を整えた。

「パワーアンプはトランクのウォール面にインストールしてもらいました。クルマのイメージに合わせてカーボンを使ったデザインとした点もすごく気に入ってます」

サブウーファーを追加したことでサウンド面では音の深みが格段にアップしたことを感じた佐藤さん。低音から高音までの帯域のバランスが整ったことも強く感じた。

レガシイB4に対して高音質なオーディオインストールを目指した佐藤さん。ひとつひとつのステップアップが予想以上に高音質化に効果があったため、すっかりオーディオの楽しさに魅了されてしまった。後編ではいよいよフロントスピーカーのグレードアップに着手するエピソードを紹介することとしよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。


《土田康弘》

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