インフィニティ『QX60』新型、ペブルビーチ2022で公開へ…レスサス RX 競合

インフィニティのアイデンティティの「ダブルアーチ」グリル

3.5リットルV6エンジンは最大出力295hp

「ゼログラビティシート」を採用

最新の「プロパイロットアシスト」

インフィニティ QX60 新型
インフィニティ QX60 新型全 10 枚

日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティ(Infiniti)は、新型『QX60』を、米国の「モントレー・オートモーティブ・ウィーク」で8月18日に開幕する「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」に出展する。

写真:インフィニティ QX60 新型

◆インフィニティのアイデンティティの「ダブルアーチ」グリル

新型QX60は、3列シートのラグジュアリークロスオーバー車だ。従来型のQX60はファミリー層に人気があり、広々としたパッケージングと独自の快適な3列シートで認知されていた。新型のプロポーションには、こうした強みを残しながらも、より空力性能の高い力強いシルエットでモデルを変革したいというインフィニティの思いを反映しているという。

新型のフロントには、インフィニティのアイデンティティの「ダブルアーチ」グリルを採用する。サイドから見ると、力強い水平のボンネット、力強いフェンダー、長いホイールベースが特長だ。緩やかに傾斜したAピラー、次第に細くなる涙のしずくのような形のグラスハウスが、流れるような洗練された輪郭を生み出している。高いショルダーラインは、重心を上げて見せる効果を発揮するという。

なお、インフィニティQX60新型の米国市場での競合車は、レクサス『RX』などだ。

インフィニティ QX60 新型インフィニティ QX60 新型

◆3.5リットルV6エンジンは最大出力295hp

パワートレインには、3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載する。最大出力は295hpを引き出す。トランスミッションは、新開発の9速ATを組み合わせた。新開発の9速ATは、より大きなギアレシオを備えている。これにより、レスポンスの高い発進性能を実現できるという。9速ATは、高速道路での燃費向上効果も発揮する。ギア比のワイド化により、パフォーマンスや乗り心地も向上させているという。

この3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジン+9速ATに、インテリジェントAWDシステムを組み合わせた。インテリジェントAWDシステムは、滑りやすい路面を検知し、より多くのグリップが必要な場合に、ほぼ瞬時に後輪へ駆動トルクを配分する。インテリジェントAWDシステムでは、多くのセンサーを使用して、よりグリップが必要になるタイミングを予測する。

インテリジェントAWDシステムでは、パワーの最大50%を後輪に供給して、トラクションを高めることができる。さらに、新開発の「アクティブブレーキリミテッドスリップシステム」は、車両のブレーキを利用して、トルクを左右に振り分ける。これは、部分的に凍結している路面で、とくに役立つという。

インフィニティ QX60 新型インフィニティ QX60 新型

◆「ゼログラビティシート」を採用

インテリアでは、シフトバイワイヤーシステムの採用により、センターコンソールの周辺のスペースを拡大する。この部分には、5つの選択可能なモード(標準、ECO、スノー、スポーツ、パーソナル)を切り替えるドライブモードセレクターが配置されている。

また、プレミアムレザー内装、直感的に操作できるインフォテインメントシステム、高解像度タッチスクリーン、ワイヤレス充電、Wi-Fi接続、アンビエント照明、チャイルドシートを取り外さずワンタッチ操作で3列目にアクセスできる2列目シートを採用している。

「ゼログラビティシート」は、人間工学に基づいて、疲労を軽減するように設計されたシートで、日産が開発した。NASA(アメリカ航空宇宙局)が測定した無重力状態での人間の姿勢を参考にして、骨盤から胸にかけて身体の重い部位を連続的にしっかりと支えることで、筋肉や背骨の負担を減らし、長時間走行時の疲れを軽減させることを目指して開発された。新型に設定されるゼログラビティシートには、しなやかで柔らかなキルティング加工が施されたセミアニリンレザーを使う。また、フロントシートには、空調機能とマッサージ機能を備えている。

インフィニティ QX60 新型インフィニティ QX60 新型

◆最新の「プロパイロットアシスト」

最新の「プロパイロットアシスト」を設定する。アップデートされたテクノロジーは、よりスムーズにドライバーを支援。車載ナビゲーションシステムと連携することにより、高速道路などにおいて、ドライバーを支援する機能を強化しているという。

車載センサーとカメラから収集された情報をナビゲーションシステムと組み合わせて、ドライバーをより適切に支援する。ナビゲーションシステムから分析されたデータによって、新型はカーブに進入する前や高速道路の出口の手前で、自動的に減速を行う。自動再発進システムも進化しており、ストップ&ゴーの交通状況で最大30秒間、車両を停止させることができるようになった。

インフィニティは、2019年モデルの『QX50』に、ブランド初のプロパイロットアシストを導入した。以来、プロパイロットアシストの強化に取り組んできた。新型QX60では、システムはより早く、よりソフトにブレーキをかけることができ、ステアリング支援も、さらに自然になっているという。また、高度なインテリジェントクルーズコントロールシステムを使用して、下り坂でも速度を維持しやすくなったという。

《森脇稔》

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