メルセデスベンツ Tクラスに純正キャンピングカー仕様、システムは脱着可能…欧州発表

ベットやキッチンが車内に組み込み可能

実用的な両側スライドドア

「ハイ、メルセデス」と呼びかけて起動する音声アシスタント

メルセデスベンツ Tクラス の「マルコポーロ・モジュール」(キャラバンサロン2022)
メルセデスベンツ Tクラス の「マルコポーロ・モジュール」(キャラバンサロン2022)全 10 枚

メルセデスベンツは8月27日、ドイツ・デュッセルドルフで開幕したキャンピングカーショー「キャラバンサロン2022」において、『Tクラス』(Mercedes-Benz T-Class)の「マルコポーロ・モジュール」を初公開した。

写真:メルセデスベンツ Tクラス の「マルコポーロ・モジュール」

◆ベットやキッチンが車内に組み込み可能

マルコポーロ・モジュールは、メルセデスベンツの小型ミニバンのTクラスにオプション設定される純正キャンプ仕様だ。マルコポーロ・モジュールは、簡単に取り付けと取り外しが可能。キャンピングカーへの切り替えは、数分で済むという。これにより、欧州で人気が高まっているマイクロキャンピングカー市場への対応を図るという。

マルコポーロ・モジュールに含まれるのが、ベッドユニット。サイズは2000×1150mmでマットレスの厚さは100mm。2名用の就寝スペースとして利用できるという。遮光ガラス、防虫スクリーン付き換気ファン、小物用のウィンドウポケットが標準装備されている。マルコポーロ・モジュールは2022年内に、メルセデスベンツの欧州ディーラーで取り扱いを開始する予定だ。

また、リアにはオプションでキッチンユニットを用意した。引き出しには、プッシュ式のオープン機構とソフトクローズ機構が備わる。12リットルの水タンク付きシンク、15 リットルの冷蔵庫、カセットコンロも装備できる。引き出しには、食器や調理器具を収納することが可能。キャンプ用の椅子2脚とテーブル1個が付属する。テーブルの脚は長さが2種類あり、屋外で使うことも、Tクラスのセンターコンソールの後ろに取り付けて使用することもできる。

メルセデスベンツ Tクラス の「マルコポーロ・モジュール」メルセデスベンツ Tクラス の「マルコポーロ・モジュール」

◆実用的な両側スライドドア

Tクラスの欧州仕様車の当初のラインナップは、2列シートの5名乗りのみで、ボディサイズは全長4498mm、全幅1859mm、全高1811mm。『Vクラス』の標準ボディの欧州仕様車(全長4895mm、全幅1928mm、全高1880mm)と比較すると、Tクラスは397mm短く、69mmスリムで、69mm背が低い。

遅れてロングホイールベース仕様が追加され、3列シートの7名乗りとなる予定だ。Tクラスは、スポーティでエモーショナルなデザインと、広々として多彩なアレンジが可能なインテリア、実用的な両側スライドドアを備える。

荷室は、561mmの地上高によって重量物の積載を容易にした。幅614mm、高さ1059mmの開口部を備えた両側スライドドアは、後席へのアクセス性を高めている。後席の乗員、とくに子どもは、狭い道路や駐車スペースでも、すばやく安全に乗降できるという。後席を折りたたむと、フラットで広い荷物スペースが生まれるという。

メルセデスベンツ Tクラス の「マルコポーロ・モジュール」(キャラバンサロン2022)メルセデスベンツ Tクラス の「マルコポーロ・モジュール」(キャラバンサロン2022)

◆「ハイ、メルセデス」と呼びかけて起動する音声アシスタント

Tクラスは、「Mercedes me connect」のデジタルサービスに対応している。車両の状態をリモートで確認できるほか、リモートでのドアのロックとロック解除が可能。これらのサービスにより、ユーザーは自宅や外出先でも、Tクラスに関する重要な情報を確認できる。ライブ交通情報と「Car-to-X」通信によるナビゲーションのおかげで、最新のリアルタイムデータを取得しながら運転できる。これにより、交通渋滞を効率的に回避し、時間を節約できるという。

「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザーエクスペリエンス)」インフォテインメントシステムを標準装備した。学習機能を備えたソフトウェア、高解像度ディスプレイ、Apple「CarPlay」、グーグル「AndroidAuto」によるスマートフォン連携、Bluetoothハンズフリーシステム、デジタルラジオ(DABとDAB +)を採用した。7インチのタッチスクリーン、ステアリングホイールのタッチコントロールボタンも装備する。オプションのナビゲーションパッケージと組み合わせて、「ハイ、メルセデス」と呼びかけて起動する音声アシスタントによる直感的な操作を可能にしている。

Tクラスには、マルチファンクションステアリングホイール、キーレススタート、5.5インチのカラーディスプレイ付きインストルメントクラスター、ラゲッジコンパートメントカバー、フロントシートバックレストのポケット、LED室内照明などを装備している。


《森脇稔》

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