ベントレー ベンテイガ PHEV に「S」、V6ツインターボ+モーターで462馬力…欧州設定

ベントレー・ベンテイガ S ハイブリッド
ベントレー・ベンテイガ S ハイブリッド全 10 枚

ベントレーは9月28日、プラグインハイブリッド車(PHEV)の『ベンテイガ・ハイブリッド』(Bentley Bentayga Hybrid)に、高性能グレードの「S」を欧州で設定すると発表した。

写真:ベントレー・ベンテイガ S ハイブリッド

◆0~100km/h加速5.3秒で最高速は254km/h

『ベンテイガ S ハイブリッド』のPHEVパワートレインは、エンジンが直噴3.0リットルV型6気筒ガソリン「TFSI」ツインターボ。ジェネレーターとしても機能する「Eモーター」と呼ばれるモーターは、最大出力が128psから136psへ、最大トルクは35.7kgmから40.8kgmへ、引き上げられた。

エンジンとモーターを合わせたPHEVシステム全体のパワーは、449psから462psに強化された。0~100km/h加速は5.3秒、最高速は254km/hの性能を発揮する。新しいバッテリーの蓄電容量は18kWh。EVドライブモードでは、最大43km(WLTPサイクル)のゼロエミッション走行を可能にしている。

2022年初めに導入された『フライングスパー S ハイブリッド』に続いて、ベンテイガ S ハイブリッドを設定することで、ベントレーの4ドアモデルの2つのラインナップで、電動パワートレインの利点を享受しながら、スポーツ性能を楽しむことができるようになったという。

ベントレー・ベンテイガ S ハイブリッドベントレー・ベンテイガ S ハイブリッド

◆Sモデル専用のハイブリッドスポーツエグゾースト

ベンテイガ S ハイブリッドは、V8エンジンを搭載した『ベンテイガ S』と同様、スポーツ性が強化されている。スポーツモード時はエンジンベイのサウンドがV6エンジンのサウンドを補完し、ドライバーに車のスポーツ性をより強調するのが特長だ。

Sモデル専用のハイブリッドスポーツエグゾーストは、車内にシンフォニーサウンドを響かせる、と自負する。前席と後席で異なる効果をもたらすようチューニングすることも可能という。

また、ダンピングを15%向上させることで、シャシーの剛性を高めた。硬質なシャシーには、よりダイナミックなスポーツモードのESCチューンを組み合わせている。

ベントレー・ベンテイガ S ハイブリッドベントレー・ベンテイガ S ハイブリッド

◆Sモデルらしいスポーティなエクステリア

ベンテイガ S ハイブリッドのパフォーマンス志向のキャラクターは、エクステリアに表現されている。ベントレーのすべてのSモデルと同様、「ブラックラインスペシフィケーション」では、ベントレーの「ウィング」バッジを除くすべての外装のブライトウェアが、ポリッシュメタルからブラックに変更された。ブラックのサイドシル、ドアミラー、ダークティントヘッドランプ、ブラックラジエターグリル、サラウンド、スピードスタイルのフロントバンパーも装備する。

専用の22インチホイールは、シルバー、ブラック、ブラック&ポリッシュメタル仕上げから選択できる。ベントレーのレッド塗装のブレーキキャリパーとコントラストを演出する。

リアでは、スピードスタイルのテールゲートスポイラー、ダークティントテールランプ、ブラックのスプリットオーバルテールパイプが、Sモデル専用デザインになる。

ベントレー・ベンテイガ S ハイブリッドベントレー・ベンテイガ S ハイブリッド

◆レブカウンターにPHEVパワーメーターを追加

インテリアは、英国クルーで仕上げられたハイドと、モータースポーツの雰囲気を持ったダイナミカを組み合わせた。カラーバリエーションも豊富に用意している。ドライバー正面のデジタルメーターは、『ベンテイガ・スピード』のようなパフォーマンスデザインのダイヤルを備え、レブカウンター内にPHEVパワーメーターも追加されている。

さらに、フルーテッドシート、フェイシアのSエンブレム、照明付きトレッドプレートとヘッドレストが、Sモデルらしさを際立たせた、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:5』18年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  2. 日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
  3. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  4. トヨタ『RAV4』新型、日本精機のスロープ表示ヘッドアップディスプレイ初搭載
  5. 日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る