災害時に電柱が道路を閉塞するおそれ、移転を「勧告」できる制度がはじまる

(イメージ)
(イメージ)全 2 枚

国土交通省は、沿道民地に設置されている電柱を「届出」し、災害時に道路閉塞のおそれがある場合、必要に応じて設置場所の変更などを「勧告」できる制度で、対象区域を指定する手続きを、全国で初めて直轄国道8か所で開始する。

緊急輸送道路をはじめ、道路区域では、電線の地中化を進め、災害時に電柱が倒壊して道をふさぐことを防止するための取り組みを進めている。一方で、道路区域外の沿道の民地に設置された電柱が道路を閉塞する危険もある。

国交省は2021年に「届出・勧告制度」を創設した。沿道の民地のうち、道路管理者が指定した届出対象区域の中に電柱を設置する場合、設置者は道路管理者に「届出」し、道路管理者が道路閉塞のおそれがあると判断した場合、設置場所の変更を「勧告」できる。

今回、国道17号の群馬県前橋市内の一部や国道22号の愛知県一宮市内の一部、国道2号の広島県大竹市内の一部など、8か所について届出対象手続きを開始する。指定された場合、電線管理者から道路管理者へ電柱設置が届出され、必要に応じて倒壊しても道路閉塞しない位置や高さへの変更を電線管理者に勧告する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  5. トランプ関税への石破政権の対応「評価しない」45%、朝日世論調査[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る