SHOEI「X-Fifteen」発売へ、レーシングフルフェイスの新フラッグシップ

SHOEI X-Fifteen(ホワイト)
SHOEI X-Fifteen(ホワイト)全 26 枚

SHOEIはレーシングフルフェイスの最高峰モデル「X-Fifteen(エックス - フィフティーン)」を2023年1月(予定)より発売する。

[写真:SHOEI X-Fifteen(ブラック)]

X-Fifteenは、SHOEIのノウハウとそれを裏付ける圧力解析から空気抵抗の少ない形状を割り出し、それをベースに自社大型風洞設備での検証を重ねブラッシュアップを図った。従来モデル「X-Fourteen(エックス - フォーティーン)」と比較し、ヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが1.6%、前方から押し付けられるDragが6.1%低減。時速350km/hを超える超高速走行でも安定した空力性能を発揮する。

頭頂部左右の稜線からリアスタビライザー上部にかけての形状は、X-Fifteenのデザインを特徴づけるとともに高い空力性能を発揮する。チンバーからヘルメット後方にかけてヘルメットボトム部分を強く絞り込んだ形状にすることで、整流効果を大幅に向上。リアスタビライザーは左右に設けたシェルとのトンネル状の空間に風を呼び込み、 後方へ流すことで空気の流れの向きを制御し安定性を高める。

ベンチレーションは圧力解析により最適な配置を確認し、より実践のレースポジションでの使用を想定した設計とした。ヘルメット内部のエアルートは従来モデルに比べ1.5倍以上溝を深くし、また、リアスタビライザーのトンネル部分にアウトレットホールを装備することで高い換気性能を実現。チークベントシステムは頬部のベンチレーションホールが従来モデルに比べ約2倍となり、過酷な環境下でのライディングもより快適にする。

シールドは窓ゴムとの密着を高め、風や雨の侵入を防ぐセンターロック式のCWR-F2Rを装備。ティアオフボタンを共用する防曇シート用ピンを視界の外側に配置したことで、防曇シート装着時も視界のほぼ全域を防曇シートがカバーし、より広くクリアな視界を確保する。密閉性を高めたセンターロック式のCWR-F2Rシールドは、左右両端にボーテックスジェネレーターを装備。シールドサイドの風を後方へ流す整流効果により、シールドサイドのノイズ発生を抑える。シールドロックは、センターロックに加え、レーシングシールドロックを備えた2段階とし、転倒時の不意なシールド解放を抑止。シールドベースには新たにトリガーロック機構を搭載し、シールド脱着時に使用するトリガーレバーを固定することで転倒時の衝撃によるシールド脱落を防止する。

X-Fifteenはアイポートの位置を従来モデルより5mm上方へ移動。ヘルメット内での頭の被り位置を変えることなく、かつ上下視界のバランスは損なわずに、より広い上方視界を確保した。また、従来モデルから受け継いだチークパッドのレーシングポジションも相まって、その視界の広さはMotoGPライダーからも高く評価され、レース中の安全性向上にも貢献している。

インナーパーツは、分割式センターパッドが進化し、フィット感の調整幅が広がった。各パッドをポケットタイプとし、オプションの調整用パッドで頭の形に合わせて部分的に隙間を詰めたり、厚みの異なるパッドに交換できることに加え、前後左右のパッドは外側1層を再剥離式とすることで部分的にフィット感を緩めることも可能。フィット感をユーザー自身で微調整できる。チークパッドはヘルメット被り口側にくる下端部分の独自形状により、走行時にリフトを抑え、頬にあたる面積が従来モデル比116%と拡大。高速走行時でもぶれにくいホールド感を実現する。内装の表面生地は、汗をかきやすい部分に吸水速乾性に優れたHYGRAを採用。ヘルメット着脱時に肌と擦れやすい部分には柔らかい肌触りの起毛生地をハイブリッドで使用している。

X-Fifteenは耐久レースなどで使用されるハイドレーションシステムの取り付け機構を口元に設置。オプションのハイドレーションチューブと市販のハイドレーション用品を組み合わせることで、容易にハイドレーションシステムを使用できる。また従来モデル同様、万が一のアクシデント時に備えた緊急用ヘルメット取り外しシステム「E.Q.R.S.(Emergency Quick Release System)」を装備。専用のリボンを引くだけの簡単操作で、頚部への負担を最小限に抑えつつ、容易にヘルメットを取り外すことができる。

カラーはホワイト、ブラック、マットブラックの3色を設定。サイズはXS(53cm)、S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm)の6種類。価格は7万4800円。

《纐纈敏也@DAYS》

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