日産 GT-R に2023年型、565馬力ツインターボ搭載…米国発売

50周年記念車のベイサイドブルーを継続設定

8インチの静電容量式タッチパネルモニター

3.8リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジン搭載

日産 GT-R の2023年モデル(米国仕様)
日産 GT-R の2023年モデル(米国仕様)全 10 枚

日産自動車の米国部門は10月28日、2ドアスポーツカー『GT-R』(Nissan GT-R)の2023年モデルを米国で発売した。「プレミアム」グレードの現地ベース価格は、11万3540ドル(約1680万円)だ。

◆50周年記念車のベイサイドブルーを継続設定

2023年モデルには、ビルシュタイン製調整式ショックアブソーバーシステム「DampTronic」、レイズ製の軽量20インチ15本スポーク鍛造アルミホイール、各種情報を表示するマルチファンクションディスプレイを標準装備した。

さらに、Apple「CarPlay」やBose製の11スピーカーオーディオシステム、デュアルゾーンオートエアコン、アクティブノイズキャンセリングを備えた 8 インチ タッチスクリーンディスプレイ付き「Nissan Connect」も採用している。

2023年モデルには、2020年モデルに用意されていた「50thアニバーサリーエディション」のボディカラー、「ベイサイドブルー」を継続設定する。ベイサイドブルーはもともと、R34型『スカイラインGT-R』に用意されていたボディカラー。2023年モデルでは、4コートで2重の熱処理を行う塗装工程により、際立ったハイライトと深いシェードで、鮮やかなブルーを表現しているという。

日産 GT-R の2023年モデル(米国仕様)日産 GT-R の2023年モデル(米国仕様)

◆8インチの静電容量式タッチパネルモニター

2023年モデルのGT-Rのインテリアは、ダッシュボードをシングルピースのナッパレザーで覆い、質感を追求している。ダッシュボード中央には、8インチの静電容量式タッチパネルモニターが装備され、ナビゲーションとオーディオなどを操作する。フロントシートは、ホールド性と快適性を引き上げるデザインで、レザーが標準となる。

また、2023年モデルのNissan Connectでは、スマートフォンのアプリを使って、ドアを遠隔操作でロック&アンロックしたり、アラームを作動させたり、緊急サービスを呼び出したり、車の位置を追跡したりできる。

また、2023年モデルには、「SiriusXM」(サブスクリプションが必要)、日産ナビゲーションシステムが採用されている。

日産 GT-R の2023年モデル(米国仕様)日産 GT-R の2023年モデル(米国仕様)

◆3.8リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジン搭載

2023年モデルのGT-Rでは、3.8リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを引き続き搭載する。新設計のターボチャージャーを採用し、低回転域におけるレスポンスの向上や5%の効率アップを実現したユニットだ。日産独自の独立リアトランスアクスル、「ATTESA E-TS」AWDを組み合わせたプレミアムミッドシッププラットフォームをベースにしている。

レーシングテクノロジーを注入したエキゾーストマニホールドも採用した。ターボフランジの取り付け位置が最適化され、エキゾーストマニホールドのメンテナンスや調整が容易になったという。チタン製マフラーも装着されており、先端部分はブルーで仕上げられている。

3.8リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、米国仕様の場合、最大出力565hp、最大トルク64.6kgmを発生する。最大トルクは3300~5800rpmの領域で引き出される。トランスミッションは、パドルシフト付きの6速デュアルクラッチを組み合わせた。

電子制御サスペンションは、コーナリングでの安定性の向上と、より滑らかな乗り心地を追求する。ステアリング系統の改良により、正確性が引き上げられており、最高速300km/hの領域での直進安定性も追求している。新しいブレーキブースターも搭載されており、より少ないペダルストロークで、初期のブレーキ応答性を高めている。

《森脇稔》

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