電力系統を維持しながらEVを普及する「V2X」---技術開発を加速

V2X 機能付きマルチPCSを用いたEVの充放電(参考画像)
V2X 機能付きマルチPCSを用いたEVの充放電(参考画像)全 1 枚

東京電力ホールディングスと米国サクラメント電力公社(SMUD)は11月2日、交通セクターの電動化とカーボンニュートラル実現に向け、V2X技術の活用で提携することで合意した。

両社は電力系統を維持しながら、電気自動車(EV)導入拡大や、V2X技術に関する共同研究について相互協力する。具体的には、EVと電力系統を制御する技術・システムを開発し、試験運用を通じて電力系統の計画・運用、コストへの影響を検証する。

EVを活用した系統電力負荷の自動調整、EV充電管理、EVの双方向充電などの技術を用いることで、災害などによる停電時はEVを電源として利用できる。VPP(バーチャルパワープラント)技術によって系統安定性の強化とカーボンニュートラルにもつながる。


《レスポンス編集部》

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