スバル インプレッサ 新型、スポーティハッチバックとして登場…ロサンゼルスモーターショー2022

新型はセダンが未設定で5ドアハッチバックのみに

後席の子どもやペットの置き去りを防ぐシステム

11.6インチマルチインフォメーションディスプレイ

新世代アイサイトを全車に標準装備

スバル・インプレッサ 新型の米国仕様(ロサンゼルスモーターショー2022)
スバル・インプレッサ 新型の米国仕様(ロサンゼルスモーターショー2022)全 10 枚

SUBARU(スバル)は11月17日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2022において、小型ハッチバック『インプレッサ』(Subaru Impreza)の新型をワールドプレミアした。

◆新型はセダンが未設定で5ドアハッチバックのみに

新型インプレッサは6世代目モデルだ。およそ6年ぶりにモデルチェンジを受けて登場した。新型では、4ドアセダンは用意されず、5ドアハッチバックボディのみがラインナップされる。

新型は、まったく新しいデザインを採用した。行動的なライフスタイルを後押しする躍動的でスポーティなエクステリアとし、インプレッサの個性をより高めることを狙った。

さらに、新型では、引き締まったスピード感ある鋭いシェイプを追求した。大地を駆け出す力強さを感じさせる張り出したフェンダーが、よりスポーティな見た目を演出し、運転する楽しさを際立たせているという。

スバル・インプレッサ 新型(米国仕様)スバル・インプレッサ 新型(米国仕様)

◆後席の子どもやペットの置き去りを防ぐシステム

インテリアは、ドライビングとアクティビティの時間を自然体で過ごせる使い勝手の良いカジュアルな空間を目指した。骨盤を支えるシート構造を採用する。仙骨を押さえることで、車体の揺れが頭部へ伝わることを防ぐ。これにより、ステアリング操作に伴うロールや、路面のうねりで身体が大きく揺さぶられた時でも、快適な乗り心地を実現した、と自負する。

エアコンは、ドライバーシートのみ、フロントシートのみ、全席と各席でのコントロールが可能な集中送風モードを新たに設定した。これにより、快適性と燃費の向上に貢献しているという。

新型では、後席シートベルトリマインダーを全車に標準装備した。車両を出る前に、後席確認の案内をすることによって、後席の子どもやペットの置き去りを防止するシステムも搭載している。

スバル・インプレッサ 新型(米国仕様)スバル・インプレッサ 新型(米国仕様)

◆11.6インチマルチインフォメーションディスプレイ

さまざまな機能を集約した大型のセンターインフォメーションディスプレイを、インテリアの中央に配置した。この最新のスバル共通のインターフェイスを採用して、実用性と利便性を追求している。

一部グレードには、「STARLINK」対応の11.6インチマルチインフォメーションディスプレイを装備した。Apple「CarPlay」やグーグル「Android Auto」のワイヤレス接続に対応する。

また、STARLINKの追加サービスとして、スマートフォンアプリでのリモートロックとアンロック機能、リモートクラクションやライト機能、リモート車両位置確認機能が利用できる。

スバル・インプレッサ 新型(米国仕様)スバル・インプレッサ 新型(米国仕様)

◆新世代アイサイトを全車に標準装備

新型には、新世代アイサイトを全車に標準装備した。視野角を従来モデルの約2倍に拡大する。画像認識ソフトや制御ソフトを改良し、より広く遠い範囲まで認識できるようにしている。

新型では、電動ブレーキブースターを採用した。これにより、自転車の急な飛び出しなどへのプリクラッシュブレーキの応答性が向上した、と自負する。また、全車速追従機能付クルーズコントロール使用時において、急な先行車の割り込みなどに対する素早い減速も実現しているという。

新型には、直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンを搭載する。振動・騒音を低減することで、動的質感を高める改良を施した。最大出力は152hp、最大トルクは20kgmを発生する。トランスミッションは、リニアトロニックCVTを組み合わせている。

《森脇稔》

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