東風風行、5年後に脱ガソリン車…新MPVコンセプトと電動SUVを発表[中国]

今回発表されたフォーシンの電動SUV『風行雷霆』
今回発表されたフォーシンの電動SUV『風行雷霆』全 6 枚

中国国有OEM大手東風汽車(ドンフェン)の独自乗用車ブランド風行(フォーシン、FORTHING)は11月25日、新エネルギー車(NEV)戦略発表会を開催した。

独自のNEV戦略「光合未来」計画を発表、電動化に向けたマイルストーンや、全く新たなNEV専用アーキテクチャ「EMA-E」、独自バッテリー「鎧甲」、それらに基づくフラグシップMPVコンセプトと、初の電動SUV『風行雷霆』を発表した。

NEV戦略発表会の主な内容

「光合未来」計画は“1156戦略方針”とも定められ、以下の内容からなる。

最初の1は、ユーザーの低炭素インテリジェント・モビリティにより近づくリーダーとなる1つのビジョン。次の1は、ユーザーにより楽しく、エコなお出かけの新たな体験を提供する一つの使命。3番目の5は、製造工場、エコ製品ラインナップ、エコかつインテリジェントなテクノロジー、オールライフ心配無用サービス、低炭素かつクリーンなサプライチェーンの5つの能力支柱。4番目の6は、炭素低減および炭素取引、新エネルギー技術、インテリジェンス・コネクテッド・ヴィークル(ICV)技術、グリーンなエネルギー補給、金融サービス、低炭素モビリティサービスの6つのエコシステム。

フォーシンのNEV戦略発表会

電動化に向けたマイルストーンでは、3年以内に100%電動化を実現、5年以内にガソリン車の製造停止、2025年には中国の若者が好むNEVの主流ブランドになっていることを掲げた。


《有田直矢@インサイツ》

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