テインが新型「EDFC5」と蘇った伝説のサファリラリー優勝車を展示…東京オートサロン2023

テインブース(東京オートサロン2023)
テインブース(東京オートサロン2023)全 19 枚

東京オートサロン2023にブースを出展したサスペンションメーカーのテインは、新製品「EDFC5」と1995年のサファリラリー優勝車両のトヨタ「セリカ GT FOUR(ST185)」を公開・展示した。

◆EDFCシリーズに新機能が追加

テインブース(東京オートサロン2023)テインブース(東京オートサロン2023)

「EDFC」シリーズはテイン製ショックアブソーバーの減衰力調整を電動で行うコントローラー。トランクやボンネットを開け素手でダイヤルを回すことなく、車内から簡単に細かい段数調整を行えることがメリットだが、その他にも走行中の加減速Gを感知して自動で減衰力調整を行う機能などを搭載している。

テイン 新製品 EDFC5(東京オートサロン2023)テイン 新製品 EDFC5(東京オートサロン2023)

1月より販売開始するEDFC5は、これらの加減速・旋回G感知機能に加え「ジャーク(JERK/躍度)」感応制御という新システムを、芝浦工業大学の渡邉大教授との産学連携によって開発し搭載。Gが発生するより早い段階、ハンドルを左右に切った直後の減衰力調整を可能とする新機能が追加された。

その他にも車速に応じた自動調整や、AIによる学習機能を備えたEDFC5。価格はコントローラー、モーター、GPSキットの合計で11万4950円となっている。

◆サファリラリー優勝の「GT FOUR」がフルレストア

トヨタ セリカ GT FOUR(ST185)1995 サファリラリー優勝車(テインブース/東京オートサロン2023)トヨタ セリカ GT FOUR(ST185)1995 サファリラリー優勝車(テインブース/東京オートサロン2023)

また会場には展示車両として、テイン創設にも携わった藤本吉郎氏を擁する「TTE」(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)の1995年 サファリラリー優勝車両 トヨタ 「セリカ GT FOUR(ST185)」も展示された。

日本人ドライバーとして初めてのサファリラリー制覇という、まさに「伝説」の本マシンは完璧にレストアされ、日本モータースポーツ界の金字塔として後世へ歴史を伝える貴重な一台となっている。

《最上 佳樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る