「Gターン」ボタン発見!メルセデスベンツのEV版Gクラス『EQG』、インテリアを激写

メルセデスベンツ EQG プロトタイプ(スクープ写真)
メルセデスベンツ EQG プロトタイプ(スクープ写真)全 17 枚

メルセデスベンツが現在開発を進める『Gクラス』のEV版、『EQG』の最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」が捉えた。今回初めて、そのインテリアを激写することに成功した。

メルセデスベンツ EQG プロトタイプ(スクープ写真)メルセデスベンツ EQG プロトタイプ(スクープ写真)

そのコックピットには、ドライバー側からセンタースタックまで広がるワイドなデジタルディスプレイが搭載されている。新設計のフラットボトムステアリングホイールなど、ベースとなるGクラスと非常に似たレイアウトに見える。中央にある丸いエアベントと、ボタンのあるクラスターも一見同じだが、Gクラスがオフロード走行のために3つのロッカースイッチを配置するのに対し、EQGでは「ローレンジ」ボタンと「Gターン」機能を有効にするスイッチが収まっている。

さらに下に移動すると、アナログ時計と周囲のボタンが削除されているなど、Gクラスより洗練されている様子が伺える。

エクステリアは、依然としてデジタルカモフラージュで覆われているが、フロントエンドはコンセプトモデルとは異なり、囲まれたグリルを装着しない可能性もあるという。空気力学的に最適化されたホイール、独自のフェンダーフレアベントも確認できる。

メルセデスベンツ EQG プロトタイプ(スクープ写真)メルセデスベンツ EQG プロトタイプ(スクープ写真)

EQGは、独立したフロントサスペンションとリジッドリアアクスルを装備し、4つの電気モーターを搭載。Gターン(ドーナツターン)モード、およびファンが期待するすべてのオフロード機能も搭載されているという。メルセデスベンツは、「巨大な牽引力と制御性を備えている。これは、急な坂道や深い地形でも有利であることを証明している」と語っている。

またオプションでシリコンアノード技術を採用したリチウムイオンバッテリーをメルセデスベンツで初搭載すると発表している。エネルギー密度を20~40%増加させ、セルレベルで800Wh/l以上を可能にするというもので、同じバッテリースペースに多くのエネルギーを蓄電できるようになり、航続距離が大幅に拡大することが見込まれるという。

現在メルセデスベンツは「EQ」ブランド廃止に向けて動いている可能性が高く、市販時には「EQG」を名乗るか断言出来ないが、そのワールドプレミアは2023年内と予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る