照明器具の排熱電力で路車間を無線通信…アイシンが開発

路車間通信の概要
路車間通信の概要全 2 枚

アイシンなどは、希少金属や毒性を持つ元素を使用せず環境性能に優れる鉄・アルミニウム・シリコン系熱電材料(FAST材)を適用した熱電発電モジュールを低コストで製造し、照明器具の排熱を利用して発電した電力による、小電力無線路車間通信に成功した。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の先導研究プログラムで、アイシンのほか物質・材料研究機構(NIMS)、茨城大学、アイシン高丘、岩崎電気とともに実施した。

自動運転技術の進展と並行して、車両にとっての死角をなくす道路側センサーによる安全サポート技術、道路側と車両(路車間)センサーなどとの情報交換を行うための自立電源技術が、強じんなインフラ構築という面から重要になる。中でも、温度差を利用する熱電発電はその一翼を担う発電技術として期待されている。


《レスポンス編集部》

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  4. 「スポーツバイクの王者」新型スズキ『GSX-R1000』発表! 40周年で大幅改良、日本市場復活なるか
  5. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る