シトロエン C4 のEV『E-C4』、10インチタッチスクリーン搭載…欧州2023年型

新世代インフォテインメント「My Citroen Drive Plus」

モーターは最大出力136hpを発生

バッテリー容量の8割を30分で急速充電可能

走行モードは3種類が切り替え可能

シトロエン E-C4
シトロエン E-C4全 10 枚

シトロエン(Citroen)は2月1日、5ドアハッチバックの『C4』のEV、『E-C4』(日本名:『E-C4 エレクトリック』)の2023年モデルを欧州で発表した。

◆新世代インフォテインメント「My Citroen Drive Plus」

シトロエン E-C4シトロエン E-C4

2023年モデルには、シトロエンの新世代インフォテインメントインターフェイスの「My Citroen Drive Plus」を採用する。10インチHDタッチスクリーンやワイヤレスのスマートフォン充電を備え、クラウドを介してリアルタイムに更新され、スマートフォンをコードで接続しなくてもミラースクリーンが表示される。

カスタマイズ、お気に入りの表示設定、ホーム画面のウィジェットなど、タッチスクリーンのタブレット端末のようなインターフェースを導入した。このシステムには、自然で効率的、使いやすい音声認識機能も搭載。言われたことを理解し、質問に答え、命令を実行するパーソナルアシスタントのように作動するという。

HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を追求した。ドライバーの前方のフレームレスHDデジタルインストルメントパネルは、視認性の高いデザイン。オプションの大型カラーヘッドアップディスプレイは、落ち着いた白いサイドムード照明で強調表示され、重要な運転情報を読みやすく直感的な方法で表示する。

◆モーターは最大出力136hpを発生

EVパワートレインのモーターは、最大出力136hp、最大トルク26.5kgmを発生する。スポーツモードでは、0~100km/h加速9.7秒の性能を発揮する。最高速は150km/hでリミッターが作動する。

バッテリーは400Vの高電圧のリチウムイオンで、蓄電容量は50kWhだ。E-C4は、エンジン搭載車の進入が制限されている欧州の電動車専用ゾーンに、アクセスすることができる。バッテリーには8年間、または走行16万kmの保証が付帯する。

回生ブレーキが装備されており、ブレーキペダルを踏まなくても車両を減速させ、航続を拡大する機能がある。このシステムでは、ブレーキや減速時のエネルギーを、バッテリーに蓄えることができる。これより、ドライバーはバッテリーを充電しながら、航続を拡大できるという。

◆バッテリー容量の8割を30分で急速充電可能

バッテリーは、急速充電に対応している。欧州の公共充電ステーションでは、出力100kWの急速充電器が利用できる。1分あたり走行10km分のバッテリー容量が充電できる。バッテリー容量の8割なら、およそ30分で充電することが可能。シトロエンによると、セグメントの最速レベルという。

自宅などでは、購入またはリースした32Aのウォールボックスで充電できる。オプションの出力11kWの充電器を使用すると、単相ソケットなら7時間30分、三相ソケットなら5時間で充電することが可能だ。また、自宅などでは、16Aタイプのソケットで15時間、フランス国内標準のソケットなら、およそ24時間で充電することができる。

E-C4は、オフピーク時の電気料金で充電できる。車両のインフォテインメントスクリーンモニター、または「MyCitroen」アプリを使用して、充電をプログラムできる。充電ケーブルは、トランクの床下収納に搭載されている。充電フラップには、充電状況を色で表示する機能が付いており、MyCitroenアプリでも充電状況が確認できる。

◆走行モードは3種類が切り替え可能

シトロエン E-C4シトロエン E-C4

センターコンソールのモードセレクターによって、走行モードが切り替えられる。走行モードは、エコ、ノーマル、スポーツの3種類だ。モードに応じて、エアコンやEVパワートレインの特性が変化し、ドライバーはダイナミズム重視、エコ重視の走行が選択できる。

運転席と助手席の間には、シフトスイッチが配される。このスイッチはメタルのエレガントな仕上げで、R、N、Dの3つのポジションを切り替える。Pはパーキングモードで、Bはブレーキエネルギー回生モードだ。センターコンソールには、電動パーキングブレーキのスイッチがレイアウトされている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る