キャデラック最小SUV『XT4』、改良新型は内外装をアップデート…今夏米国発売へ

新しいフロントグリルとLEDヘッドランプを採用

9K解像度の33インチのインターフェイスディスプレイ

最大出力235hpの2.0リットル直4ターボエンジン

キャデラック XT4 改良新型
キャデラック XT4 改良新型全 10 枚

キャデラックは2月20日、コンパクトSUV『XT4』(Cadillac XT4)の改良新型を米国で発表した。今夏、米国市場で発売される予定だ。

◆新しいフロントグリルとLEDヘッドランプを採用

キャデラック XT4 改良新型キャデラック XT4 改良新型

XT4は2018年3月、ニューヨークモーターショー2018で発表された。ブランドに新たな顧客を呼び込むために開発されたコンパクトSUVだ。2021年1月には、日本市場にも導入されている。

デビューから約5年を経て登場した改良新型では、新しいグリルと新しいLED ヘッドランプの採用をはじめ、前後デザインを変更した。ヘッドライトはスリムになり、バンパーには縦型3連のLEDデイタイムランニングライトが組み込まれた。

新デザインのグリルは、古典的なキャデラック「シェブロン」を再解釈したものだ。ダイナミックなパラメトリックパターンに埋め込まれる。「プレミアムラグジュアリー」グレードには専用のグリル、ホイール、フェイシア、ルーフレール、サイドボディアクセントを採用した。「スポーツ」には専用のフェイシア、ホイール、ボディサイドのダークアクセント、ダーク仕上げのルーフレールが装備される。

◆9K解像度の33インチのインターフェイスディスプレイ

キャデラック XT4 改良新型キャデラック XT4 改良新型

室内には、9K解像度の33インチのインターフェイスディスプレイを採用した。車両のインフォテインメント システムとコネクティビティ機能の基盤となる、新しいバーチャルコックピットシステムのインターフェースとして機能する。

コネクテッドサービスの「Google built-in(グーグル・ビルトイン)」を車載化。Googleアシスタントを使用すると、Googleマップと Google Playのユーザーは、ハンズフリーでヘルプを利用したり、お気に入りのアプリでリアルタイムの交通状況を更新したりすることができる。ワイヤレスのApple「CarPlay」、ワイヤレスのグーグル「Android Auto」、 Amazon(アマゾン)の「Alexa(アレクサ)」に対応する。

シートには、モダンな刺繍パターンがアクセントに配された。新デザインのインストルメントパネルの全幅にわたって、なつや消しアルミトリムが添えられる。「ラグジュアリー」グレードは、レーザーエッチングを施したクラシックなピアノブラックのアポイントメントが特長。プレミアムラグジュアリーは、色の組み合わせに応じて、ウッドまたはアルミ製トリムを採用する。スポーツはインテリアカラーに応じて、カーボンファイバーまたはウッドがあしらわれる。

◆最大出力235hpの2.0リットル直4ターボエンジン

直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は235hpを引き出す。このエンジンは、特定の走行条件でエンジンのシリンダーの一部を一時的に停止するアクティブ・フューエル・マネジメント(気筒休止)、9速オートマチックトランスミッション、新世代のエレクトロニック・プレシジョン・シフトなど、効率性を向上させるためのテクノロジーを採用している。

標準装備のドライバーモードセレクターによって、ドライバーは改良新型XT4のレスポンスを、さまざまな運転条件に合わせて調整できる。ツアー、スポーツ、スノー/アイスモードは、すべてのグレードで利用できる。

スポーツグレードのアクティブ・スポーツ・サスペンションには、「CDC(コンティニュアス・ダンピング・コントロール)」が備わる。電子センサーでリアルタイムに路面状態をモニターして、2ミリ秒ごとに減衰力を調節することで、ドライビングダイナミクスと制御性を向上させるという。

オプションでツインクラッチ方式のAWDシステムが選択できる。必要に応じて後輪への駆動力の伝達を完全に遮断できるため、パワートレインのフリクションを低減することが可能、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  2. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
  3. 125ccスクーターでもここまで違う!? スズキ『バーグマン』とヤマハ『NMAX』を徹底比較
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. ホンダ『N-ONE e:』発表…みんなが使える軽乗用EVとは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る