653馬力の電動SUV『XM』、BMW「M」専用モデル…米コンクールデレガンスイベント出展へ

新開発PHEVシステム「Mハイブリッド」

新しいプログレッシブなフロントデザイン

BMWカーブドディスプレイは合計27.2インチ

BMW XM
BMW XM全 10 枚

BMWは2月28日、BMW Mブランド初の高性能電動SUV『XM』を3月3日、米国で開幕するコンクールデレガンスイベント「Amelia」に出展すると発表した。

写真:BMW XM

◆新開発PHEVシステム「Mハイブリッド」

創立50周年を迎えたBMW Mは、伝説的なBMW『M1』に続くM専用モデルとして、XMを開発した。BMW XMは、プラグインハイブリッド(PHEV)のみ、Mモデルとしてのみ、販売される。

XMには、新開発のPHEVシステムの「Mハイブリッド」を搭載する。Mハイブリッドは、4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンに高性能な電気モーターを組み合わせて、欧州仕様の場合、最大出力653hp、最大トルク81.6kgmを獲得する。XMには、PHEV専用の4WDシステムの「M xDrive」を搭載する。0~100km/h加速4.3秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を実現した。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、リミッターを270km/hに引き上げることができる。

バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は29.5kWh(正味容量25.7kWh)。EVモードでは、最大88km(WLTPサイクル)のゼロエミッション走行を可能にしている。

◆新しいプログレッシブなフロントデザイン

BMW XMBMW XM

XMでは、BMWのラグジュアリークラスのモデル向けに、新しいプログレッシブなフロントデザインを提示した。ヘッドライトは2つの別々のモジュールに分割された。スリムなデイタイムランニングライトが配される。水平基調のキドニーグリルは、ヘッドライトの間に大胆に配置され、外側に向かって先端が細くなっている。フロントのダイナミックな特徴を強調する八角形の輪郭を形成するという。

ゴールドまたはブラックのキドニーグリルトリムが、グロスブラックのグリル内部と組み合わせられた。グリル内には、Mスタイルのダブルバーをあしらう。キドニーグリルには照明機能が付いており、夜間でもすぐに認識できるようにした。キドニーグリルのXMロゴと大型エアインテークは、電気モーターと連携してMハイブリッドシステムを構成するV8エンジンのパワーを示唆している。

大胆に彫刻されたボンネットには、2つのパワードームを配置する。サイドウィンドウは、後方に向けて狭くなっている。L字型のスリムなテールライトは、車両の側面まで回り込む。足元には21インチ(23インチはオプション)のアルミホイールを装着した。リアウィンドウの左右には、BMWのエンブレムを配置した。これは、BMW M1へのオマージュという。

左前輪の後方に充電フラップを設けた。リアパンパーには、BMW Mモデルらしいツインテールパイプを装着する。このツインテールパイプのエキゾーストシステムは、V8エンジンの背圧を低減し、エンジンの回転上昇に伴って、エモーショナルなMサウンドを発生するという。

◆BMWカーブドディスプレイは合計27.2インチ

BMW XMBMW XM

インテリアは、ドライバーに焦点を合わせたコックピットデザインの新しい解釈を提示する。インストルメントパネル、センターコンソール、ドアトリム、シートには、高品質な素材が用いられた。ブラウンのヴィンテージ風のレザー、銅、カーボンファイバーなどがあしらわれた。大胆なトリムが、ドライバーエリアと他の領域を明確に分けている。

コックピットでは、カーボン製トリムが、ディスプレイ、通気ダクト、制御/操作システムに配された。その上には、新しい「BMWカーブドディスプレイ」をレイアウトする。

最新世代のBMW「iDrive」をベースに、M専用のユーザーインターフェイスを備えたBMWカーブドディスプレイを採用する。BMWカーブドディスプレイでは、12.3インチの情報ディスプレイと14.9インチの合計27.2インチのコントロールディスプレイが、1つのユニットに収められている。ディスプレイには、PHEVシステムのモードやEVモードが表示される、としている。

《森脇稔》

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