MINIクロスオーバー 次期型にEV設定へ、年内に生産開始…プロトタイプの写真

新しいEVアーキテクチャがベース

次期型にはEVと内燃エンジン搭載車の両方を設定

将来はMINIのEVを合計3車種に拡大

MINI カントリーマン(クロスオーバー)次期型のEVプロトタイプ
MINI カントリーマン(クロスオーバー)次期型のEVプロトタイプ全 10 枚

MINIは3月1日、小型SUV『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』に相当)の次期型のプロトタイプの写真を公開した。

写真:MINI カントリーマン(クロスオーバー)次期型のEVプロトタイプ

◆新しいEVアーキテクチャがベース

MINIが属するBMWグループは2023年までに、現在の市場セグメントの約90%に少なくとも1つのピュアEVモデルを導入する計画だ。MINIのラインナップを2030年代前半までにフルEV化するのも、その計画の一環となる。次期MINIカントリーマンのEVは、新しいEVアーキテクチャをベースにする。

また、次期MINIカントリーマンのEVの生産は、ドイツ・ライプツィヒ工場で2023年内に開始される予定だ。MINIの一貫生産が、ドイツで行われるのは初めて。『1シリーズ』、『2 シリーズ・グランクーペ』、『2 シリーズ・アクティブツアラー』とともに、ライプツィヒの生産ラインから出荷される。これにより、ライプツィヒ工場は BMWと MINIの両ブランドの車両を一緒に製造する最初の工場になるという。

MINIは次期型のプロトタイプの写真を公開した。MINI独自のイエローのカモフラージュが、車体に施されている。

◆次期型にはEVと内燃エンジン搭載車の両方を設定

MINIカントリーマン次期型には、EVと内燃エンジン搭載車の両方が設定される。これは、次期MINIハッチバックと同様。次期MINIハッチバックも、2023年内に生産を開始する予定だ。

MINIは現在、電動モデルを2車種用意している。MINIハッチバックのEVの「クーパーSE」と、MINIカントリーマンのプラグインハイブリッド車(PHEV)だ。両車に対する需要は増しており、現在、両車を合わせて、MINIの世界販売の約2割を占めている。

MINIは2025年に内燃エンジンを搭載した最後のモデルを発売し、2027年までに世界新車販売におけるEVのシェアを50%に引き上げる計画だ。その後、MINIは2030年代前半までに、BMWグループで最初のフルEVブランドになることを目指している。

◆将来はMINIのEVを合計3車種に拡大

将来のMINIには、世界中の顧客がゼロエミッション走行を行えるように、フルEVを拡大する。MINIの将来のEVには、ハッチバックベースに加えて、スモールカーセグメントとコンパクトカーセグメントにそれぞれ、新型クロスオーバーEVを投入し、EVのラインナップを3車種に拡大する計画だ。

さらに、MINIのラインナップの強化は、eモビリティの継続的な拡大と、ブランドの特長のドライビングの楽しさを体験する新しい機会を提供することに焦点を当てている。これは、高性能モデルの「ジョンクーパーワークス(JCW)」の新しい可能性も開く。将来のMINIの車両アーキテクチャは、優れたパフォーマンスと運転する楽しみが、電動パワートレインでも味わえるようになるという。

MINIカントリーマンは、ブランド最大サイズのモデルであり、次世代のMINI ファミリーをゼロエミッションのエレクトロモビリティ時代へと導く役割を担う。2030年までのフルEVブランドへの変革は、このモデルから始まるという。BMWグループのライプツィヒ工場で製造される高電圧バッテリーをはじめとした省スペースコンポーネントのおかげで、MINIカントリーマン次期型は将来的に室内空間を拡大したモデルを追加し、さらに優れた快適性を実現する、としている。

《森脇稔》

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