都心の高速道路を歩く「銀座スカイウォーク」を開催…未来の東京先どりイベント 5月4・5日

KK線数寄屋橋交差点付近
KK線数寄屋橋交差点付近全 5 枚

東京都心で首都高速と一体で高速道路を運営する東京高速道路。通称でKK線、あるいは会社線と呼ばれる区間だ。東京都は、この全線の自動車通行を通行止めにして、歩行者空間にするイベント「銀座スカイウォーク(銀スカ)」を5月4・5日に企画している。

【画像全5枚】

◆KK線を空中回廊として再生する

現在のKK線は、東京都心の銀座地区西側外縁を半周するように路線を持つが、将来的に自動車道路としての重要性が低くなると予想されている。そこで東京都では、KK線を自動車専用の道路から歩行者中心の公共的空間「空中回廊」として再生する取組を進めている。

東京都では、緑に囲まれた空中回廊の完成イメージを多くの人に感じてもらうため、実際にKK線の自動車通行を止め、歩行者空間を体感するイベント「銀座スカイウォーク(銀スカ)」を開催する。

日時は5月4日13時から20時までと5月5日9時から17時まで。銀座スカイウォークで実施するイベントは「ウォーキングガイドツアー」と「再生モデルエリア」の展示・見学。ウォーキングガイドツアーではガイドとともに新橋から京橋までの約2kmの歩行者空間を体感できる。再生モデルエリアではトークセッションや飲食イベントなどを実施する。ウォーキングガイドツアーでも再生モデルエリアでの休憩が含まれる。

参加費は無料。参加希望者は、4月7日17時までにイベント特設ホームページから申し込むこと。

銀座スカイウォーク開催に当たり、首都高八重洲線とKK線が通行止めになる。通行止めになる時間は4日0時から5日24時までの48時間。

再生モデルエリアイメージ再生モデルエリアイメージ

◆首都高ルート再編、日本橋地下化に伴う事業

KK線の再生は東京都による「『未来の東京』戦略」を推進する事業のひとつだ。日本橋周辺の首都高地下化に伴い、新たな都心環状ルート(新京橋連結路)が整備される方向だ。これによりKK線は自動車専用の道路としての役割が大きく低下することから、KK線全線を対象に活用策が検討がされている。

こうした中、東京都は2021年3月に「東京高速道路(KK線)再生方針 ~Tokyo Sky Corridorの実現に向けて~」を策定し、さらにこの方針を踏まえて2022年3月に、歩行者系ネットワークの形成、KK線上部空間の整備内容や整備主体などの考え方を、「東京高速道路(KK線)再生の事業化に向けた方針(中間まとめ)」として取りまとめた。

再生案では、現在自動車が走っているKK線上部空間は歩行者空間とする。広域的な回遊性を高め、にぎわいと交流を促進するため全長約2kmの連続性を確保するとともに、周辺まちづくりと連携し、回遊性向上にも資する歩行者空間をデッキレベルで整備する。さらに、汐留側の歩行者デッキとの接続についても検討・調整していく。全区間の整備完了については、 2030年代から2040年代を目標時期としている。

《高木啓》

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