[カーオーディオ DIY]最大の難関はセンタークラスターパネルの“バラシ”

市販「メインユニット」への交換例(カロッツェリア・デモカー)。
市販「メインユニット」への交換例(カロッツェリア・デモカー)。全 1 枚

カーオーディオアイテムを自分で装着することに興味を抱く方々に、その“コツ”を紹介している当コーナー。現在は「メインユニット交換」について説明している。今回は、センタークラスターパネルの「バラシ方」を解説していく。

さて、愛車の「メインユニット」をDIYにて交換したいと思ったときには、前回の記事にて説明したとおり、まずは愛車の「メインユニット」を交換できるか否かの確認が必要だ。そして交換可能だと分かったら、必要なパーツを用意した上で(パーツについては回を改めて説明する)作業に入ろう。

で、最初に行うべきは、「センタークラスターパネルの「バラシ(取り外し)」だ。「メインユニット」周辺のパネルを外さないことにはそれを取り外せないからだ。

ちなみにカーオーディオアイテムの取り付けにおいては、多くの場合この「バラシ」が難関となる。これまで説明してきた「スピーカー交換」や「デッドニング」においてもそうであると説いたが、「メインユニット交換」でもこれを乗り越えられるか否かが鍵となる。

さて、センタークラスターパネルを「バラす」には、パネルがどのような構造にて固定されているのかを事前に調べる必要がある。パネルの固定方法は車種によってさまざまだ。案外にシンプルな構造になっていることもあるが、周辺パネルとも関係しながら装着されているケースも少なくない。つまり、周りの何かを外さないと「メインユニット」周りのパネルが外せないようになっていることも多いのだ。なので、周辺パネルも含めてどういう順番で外していけば良いのかを、事前に把握しておきたい。

また、隠しネジが使われている場合もある。隠しネジはその名のとおりに何らかによって存在が分からないようにしてある。そしてその存在に気が付かずにパネルを外そうとすると、パネルを破損しかねない。なので隠しネジの存在も、事前にしっかり調べておこう。

なお、ネジが使われているか所は限定的で、多くはクリップにて固定されている。なので干渉している他のパネルを外しそして隠しネジを外したら、「内張り外し」等の工具を使ってパネルを浮かせるように力を加えて外していこう。

ちなみに、しっかり力をかけないと外れない場合が多い。しかしながら力をかける方向を間違えると、クリップや場合によってはパネル自体を壊してしまう。なので十分に破損に気を付けながら、どのような力の加え方をするとパネルが動くかを確認しながら、慎重かつ大胆に作業を進めよう。

今回は以上だ。次回はこれに続く工程について説明していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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