関西本線の315系で安全確認カメラの検証…AI学習で検知精度を向上 6月1日から

2022年3月から運行を開始した315系。
2022年3月から運行を開始した315系。全 2 枚

JR東海は5月16日、車両側面にカメラを搭載した315系の運行を関西本線・名古屋~亀山間で6月1日から開始すると発表した。

同車は「優しく安心感のある快適な移動空間」をコンセプトに、人工知能(AI)による自動学習・制御最適化機能を持つ冷房装置を搭載した省エネ車両で、2022年3月5日、中央本線(中央西線)・名古屋~中津川間を皮切りに導入されている。

さらに2023年1月からは、ホーム上で列車に接近する人物などを画像認識により自動検知するカメラを4両編成の側面に設置し、運転士へ通知する実証実験が行なわれていたが、今回、営業列車で試験することで、さまざまな時間帯や天候におけるホーム上の状況を撮影したデータをAIに学習させ、検知精度の向上を図るとしており、安全性向上の方策を検討した上で、3両編成以上のワンマン列車にも導入する方針。

車両側面カメラの活用イメージ。各車両の側面に2か所ずつ設置されたカメラ(1~8)によりホーム上を撮影し、運転台モニターに映像をモニターに投影することで、ホーム上の安全確認を行なうほか、人物の接近などを自動的に検知し運転士へ通知する技術も検証される。車両側面カメラの活用イメージ。各車両の側面に2か所ずつ設置されたカメラ(1~8)によりホーム上を撮影し、運転台モニターに映像をモニターに投影することで、ホーム上の安全確認を行なうほか、人物の接近などを自動的に検知し運転士へ通知する技術も検証される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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