『トワイライトエクスプレス』の電源車が消える…京都鉄博のカニ24 12が展示終了 6月27日限り

2015~2016年に運行された「特別なトワイライトエクスプレス」。
2015~2016年に運行された「特別なトワイライトエクスプレス」。全 3 枚

京都鉄道博物館(京都鉄博)は5月23日、カニ24形客車12号車(カニ24 12)の展示を6月27日限りで終了すると発表した。

同車は1976年に当時の新潟鐵工所で製造された24系寝台客車の電源荷物車で、一貫して大阪の宮原客車区(後の宮原総合運転所、現在の網干総合車両所宮原支所)に配置され、2015年3月に運行を終了した『トワイライトエクスプレス』を最後に一般営業列車での運用を終了。その後は2015~2016年に運行された「特別なトワイライトエクスプレス」に運用され、2016年4月に開館した京都鉄博へ収蔵された。

唯一現存するカニ24形として貴重な存在ではあったが、車体の老朽化や部品の経年劣化、展示のための構内入換作業が難しくなってきたことを理由に展示が終了することになった。

今後は5月25日~6月13日に本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアでマイテ49形1等展望客車(マイテ49 2)と並べて展示。6月15~27日は単独の展示となる。

また、6月16~18・23~25日の各日10時15分~16時40分に日時指定で4分間の特別な車内公開が行なわれる。参加には、6月1日16時30分から450枚が発売される「特別な車内公開&グッズ付き入館券」(一般2900円・大学高校生2700円・小中学生1900円)が必要。

なお、本館での展示終了後も当面の間は留置線で見ることができるという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る