トヨタ自動車と日野自動車、ダイムラートラック、三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)の4社は5月30日、MFTBCと日野の経営統合に基本合意したと発表した。
日野は2022年8月にエンジン認証不正問題が発覚。主力モデルの出荷停止を余儀なくされ、国内販売は18か月連続の前年割れ、3期連続の赤字決算と苦しい経営状況が続いていた。
今回の基本合意により、日野とMFTBCは対等な立場で経営統合。商用車の開発、調達、生産分野で協業する。それぞれの親会社であるトヨタとダイムラートラックは、両社統合の持株会社(上場)の株式を同割合で保有。水素をはじめCASE技術開発で協業、統合会社の競争力強化を支える。
なお、新会社の名称、所在地、体制、協業の範囲や内容については、協議の上、2024年3月期中の最終契約締結、2024年中の統合完了を目標として進めていく。