幻のポルシェ『911 ST』、ついにカモフラージュが取れた!発表間近の最終形を激写

ポルシェ 911 ST プロトタイプ(スクープ写真)
ポルシェ 911 ST プロトタイプ(スクープ写真)全 12 枚

ポルシェは現在、伝統のスタイルを再定義したヘリテージシリーズを展開しているが、その最新モデルとして登場するのが『911 ST』だ。「911 GT3ツーリング」をベースに、STが特別エディションとして蘇る。

【画像全12枚】

レース界が加熱していた1970年代。フォードやBMWなどのメーカーによる競争の場でもあったサーキットで、ポルシェはこれらを打ち倒すべく開発を進めていた。そんな中で誕生したのが「911 ST」だ。この新しいレースカーは1970年から1971年にかけて投入され、デイトナ、タルガフローリオ、ニュルブルクリンクなどの様々なレースに参戦、ル・マンのGTクラスでも優勝した。しかし、1年の間にわずか24台しか製造されておらず、幻のモデルとなっている。

ポルシェは6月8日、ライブストリームイベント「ポルシェスポーツカーの75周年」を開催し、未来のスポーツカービジョンを初公開すると発表。この日は1948年にポルシェの名を冠した最初のスポーツカーが認証された、ポルシェにとって特別な日。STの復活にはまさにうってつけの日というわけだ。

発表間近のタイミングで、スクープサイト「Spyder7」が最終形のプロトタイプを激写した。

◆ついにカモフラージュが取れた911 ST

ポルシェ 911 ST プロトタイプ(スクープ写真)ポルシェ 911 ST プロトタイプ(スクープ写真)

度々スクープしてきた911 STプロトタイプだが、今回路上で捉えた車両は、フロントフェンダー後部の独特なエアベントが初めて露出するなど、エアロの秘密が明らかになってきている。これまでのスパイショットでは、フロントフェンダーの下部がカモフラージュで覆われており、その下には垂直フィンを備えたGT3 RSのフェンダーのような形状が予想されていた。しかしSTではフィンが短く、フェンダーとの接続が2か所であること、上部の隙間が少ないなど、若干異なることが発覚した。

またSTのフェンダーにはGT3 RSのホイールアーチ上の鋸歯状の通気孔(ノコギリの歯のようなギザギザ)も存在しない。興味深いのはリアバンパーにはフロントフェンダーのようなカットアウトが見られない点だ。

ポルシェ 911 ST プロトタイプ(スクープ写真)ポルシェ 911 ST プロトタイプ(スクープ写真)

ボンネットベント、リアディフューザー、スポイラーのないテールなどGT3ツーリングとの共通点が多くみられるが、STにはスポーツクラシック同様のダブルバブルルーフ、異なるパターンのエンジンリッドのメッシュカバー、円形の「ヘリテージ」バッジ、さらにダウンフォースを向上させる小さなリップスポイラーが装備されているのが特徴だ。

パワートレインはいまだ不明だが、GT3ツーリングをベースとしていることから、4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、最高出力は502psと予想される。ただし、非常に限定された特別エディションとなるため、パワーアップされる可能性を秘めている。基本はATと想定されるが、MTバージョンが提供されるかも注目だろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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