商船三井さんふらわあ…国内最大のフェリー・内航RORO船事業会社が誕生

さんふらわあくれない
さんふらわあくれない全 11 枚

商船三井は6月5日、フェリー・内航RORO船事業に関し、新たに発足する会社の社名を「株式会社商船三井さんふらわあ」(英文名:MOL Sunflower Ltd.)に決定したと発表した。商船三井によると新会社は、国内で最大規模のフェリー・内航RORO船事業会社となる。

新会社は、両社ともに商船三井の100%出資連結子会社である商船三井フェリーとフェリーさんふらわあの事業を統合して発足する。2023年10月1日に商船三井フェリーを存続会社とする合併を行ない、新会社として営業を開始する予定だ。新会社は定期航路6航路、運航船15隻を有する。なおRORO船とは、船の前後の出入り口からトラックやトレーラーによって、貨物の積み降ろしをロールオン/ロールオフ(RORO)方式でおこなう船のこと。

経営統合の理由は、経営資源の結集だ。脱炭素社会・DX推進、トラックドライバー不足に代表される少子高齢化による物流・社会課題の解決に向け、グループ会社の経営資源を結集することで、輸送ニーズの変化に柔軟に対応し、いっそうのサービス向上をめざす。

商船三井は2023年4月に非海運事業の拡大を支える体制として「ウェルビーイングライフ営業本部」を新設した。BtoC事業の性質が強いフェリー・内航RORO船事業や不動産・クルーズ・その他事業を同営業本部内におき、同社の事業の柱の一つにしていく。グループでフェリー事業の中核2社を統合・集結させることで、会社の成長につなげる。

さんふらわあむらさき(船内)さんふらわあむらさき(船内)

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る