日本車8社による世界生産、5月は全社が前年比プラス---半導体不足“緩和”[新聞ウォッチ]

トヨタ・アルファード新型
トヨタ・アルファード新型全 2 枚

自動車生産の妨げとなっている半導体の供給不足の影響が、ようやく和らいでいるのが鮮明となっているようだ。

【画像全2枚】

国内の乗用車メーカー8社がまとめた5月の世界生産は、前年同月比28%増の204万7000台で、半導体不足が緩和しているほか、前年同月は新型コロナウイルス感染拡大で、中国・上海市などでロックダウンが起こり、工場の稼働を停止した期間があった反動などからも、トヨタ自動車など8社全社が前年同月を上回り、4カ月連続のプラスだったという。

◆8社合計で国内外ともに二桁のプラス

その内訳は、8社合計の国内生産が49.0%増の59万532台で、海外生産は21%増の145万台となり、国内外ともに二桁を超える大幅の増加。

また、メーカー別の世界生産をみると、トヨタが生産能力を増強した北米、欧州、アジアで生産が急伸して33.4%増の84万7000台で5カ月連続で前年実績を上回り、5月としては2019年以来、過去最高を更新。

◆トヨタ・アルファード新型が人気

トヨタのほか、ダイハツ工業が59.8%増、マツダが39.9%増、ホンダが34.7%増、SUBARUが25%増、日産自動車が18.5%増、三菱自動車工業も15.8%増と軒並み二桁の増加となった。4カ月ぶりに前年実績を上回ったスズキは8.3%増にとどまったが、8社すべてで前年の同じ月を上回ったそうだ。

ただ、長引く半導体不足の影響については、きょうの日経にも「緩和」という表現で示しているように「解消までには至っていない」とされる。その半導体不足の影響かどうかは別として、トヨタが先週発売した高級ミニバンの新型『アルファード』の人気が過熱。発売から1週間で、注文から納車までは「2年になる可能性も」との報道もあるほどで、安定供給するための模索が続く現場では、見込み違いから“嬉しい悲鳴”をあげている。

2023年6月30日付

●空飛ぶタクシー、米企業が試験へ、トヨタ出資(読売・10面)

●ヤマダ、三菱自EV販売、法人向け、充電設備も(読売・10面)

●大手、夏のボーナス平均95万円、中間集計(朝日・6面)

●「空港施設」社長再任を否決、株主総会、JAL・ANA反対(朝日・24面)

●総会ピーク600社、分散開催の動き限界も、株主還元充実、提案相次ぐ(産経・10面)

●社説、電動キックボードを安全に(日経・2面)

●EV電池材料高騰収束へ、リチウム7割安、コバルトは6割安、中国の需給逼迫解消(日経・11面)

●日本車8社、5月世界生産28%増(日経・15面)

●EVや自動運転「M&A積極化」デンソー新社長(日経・17面)

《福田俊之》

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