【スーパーフォーミュラ 第6戦】ルーキー、リアム・ローソンが今季3勝目

優勝した#15 リアム・ローソン(TEAM MUGEN)
優勝した#15 リアム・ローソン(TEAM MUGEN)全 10 枚

静岡県・富士スピードウェイで16日、スーパーフォーミュラ第6戦の決勝レースが行われ、2番グリッドからスタートしたルーキーの#15リアム・ローソン(TEAM MUGEN)が、開幕戦富士、第4戦オートポリスに続き、今季3勝目を飾った。

前日に行われた公式予選では、#5牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、2019年開幕戦鈴鹿での自身デビューレース以来4年ぶりとなるポールポジションを獲得した。2番手はルーキーの#15リアム・ローソン(TEAM MUGEN)。以下、#6太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#65佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)、#37宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)と続いた。

決勝レースは41周。スタートでは牧野がトップを守り、それにローソンが続いた。その後ろでは6番グリッドスタートの#64山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)が一気に3位に浮上。しかし3位以下は毎ラップ順位が入れ替わる展開となり、ピットインが始まる10周目は、トップ2は変わらないものの、3位佐藤、4位山本、以下宮田、太田、大湯都史樹の代役で出場した#53大津弘樹(TGM Grand Prix)のトップ8となっていた。

12周目に2位のローソンがタイヤ交換義務を果たすためにピットイン。その翌周にトップの牧野がピットインした。コースに戻ると牧野が前。しかし温まったタイヤでローソンがすぐに追い付き、一気にオーバーテイク。これでローソンが事実上のトップに立った。

後半戦も3位以下は激しい順位争いを展開。その中でも20番手スタートから30周目までタイヤ交換を引き伸ばした#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は8位でコースに復帰したものの、他よりフレッシュなタイヤで前を追い、39周目には5位、40周目には4位に上がってきた。これで5位に落ちた佐藤は負けじと平川を追い、ファイナルラップの1コーナーで4位奪還。2人は激しいバトルを展開し、最終コーナーで平川は佐藤をオーバーテイク。大逆転で4位となった。

優勝したのはローソン。後続を4秒引き離し、ルーキーながら堂々の走りで今季3勝目を飾った。牧野が2位、宮田が3位で、ドライバーズランキングはローソンがランキングトップの宮田まで1ポイントと迫った。

4位は16台抜きの平川、5位は佐藤。以下、太田、山本、#1野尻智紀(TEAM MUGEN)と続いた。

次戦、フーパーフォーミュラ第7戦は8月19日、20日の日程で、モビリティリゾートもてぎを舞台に開催される。

■スーパーフォーミュラ第6戦鈴鹿 決勝レース結果

1. #15リアム・ローソン(TEAM MUGEN)
2. #5牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
3. #37宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)
4. #20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
5. #65佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)
6. #6太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
7. #64山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)
8. #1野尻智紀(TEAM MUGEN)
9. #7小林可夢偉(Kids com Team KCMG)
10. #39阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
11. #38坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
12. #14大嶋和也(docomo business ROOKIE)
13. #50松下信治(B-Max Racing Team)
14. #4小高一斗(KONDO RACING)
15. #18国本雄資(Kids com Team KCMG)
16. #12福住仁嶺(ThreeBond Racing)
17. #3山下健太(KONDO RACING)
18. #55ジェム・ブリュクバシェ(TGM Grand Prix)
19. #36笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)
20. #19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
21. #53大湯都史樹(TGM Grand Prix)
以上完走

--. #51ラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る