ロータス『エミーラ』、365馬力の4気筒ターボはメルセデスAMG製…グッドウッド2023

メルセデスAMG「45」シリーズも積む2.0ターボ

20インチホイールなどの専用装備が付く「ファーストエディション」

10.25インチと12.3インチのディスプレイ

ロータス・エミーラ・ファースト・エディション(4気筒エンジン搭載車)
ロータス・エミーラ・ファースト・エディション(4気筒エンジン搭載車)全 10 枚

ロータスカーズは7月13日、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」において、新型2ドアスポーツカー『エミーラ』(Lotus Emira)の2.0リットル4気筒エンジン搭載車を初公開した。

◆メルセデスAMG「45」シリーズも積む2.0ターボ

パワートレインには、テクニカルパートナーのメルセデスAMG製のM139型直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。メルセデスAMGとロータスは初めて開発協力を行い、メルセデスAMGはエミーラプログラムのテクニカルパートナーとして参加した。

直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンには、いくつかの基本的な変更が加えられた。横置きで後輪駆動を実現するユニットは、エミーラのキャラクターに合わせて、新しいエアインテークシステムと新しいエキゾーストに変更され、8速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせている。

発売記念モデルの「ファーストエディション」の場合、最大出力365ps/6600rpm、最大トルク43.8kgm/3000~5500rpmを発生する。ロータスカーズによると、このエンジンはメルセデスAMGの「45」シリーズ同様、最大出力421psを引き出す潜在能力を備えており、公道での使用が認められた世界で最も強力な4気筒エンジンになるという。ロールベアリングを備えたツインスクロールターボチャージャーは、ターボラグを最小限に抑えた。エキゾーストシステムはロータスが設計し、エミーラ専用となる。

パドルシフトを備えた8速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた。これは、ロータスにとって初の装備だ。動力性能は0~100km/h加速を4.4秒で駆け抜け、最高速は290km/hに到達する。

◆20インチホイールなどの専用装備が付く「ファーストエディション」

ロータス・エミーラ・ファースト・エディション(4気筒エンジン搭載車)ロータス・エミーラ・ファースト・エディション(4気筒エンジン搭載車)

ファーストエディションは、「ロータスデザインパック」の一部として、20インチの軽量Vスポーク鍛造ダイヤモンドカットアルミホイールが標準装備される。ダイヤモンドカットはツートン仕様となり、シルバーとグロスブラックも選択できる。2ピースのハイパフォーマンスブレーキディスクと、ロータスのネーム入りブレーキキャリパーは標準のブラックの他に、レッド、イエロー、シルバーから選択可能。TPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)も標準装備される。ファーストエディションは、専用のエンジンカバーとCピラーエンブレムを装備している。

ファーストエディションのボディカラーは、セネカブルー、マグマレッド、へセルイエロー、ダークバーダント、シャドーグレー、ニンバスグレーの6色が用意されている。「ローワーブラックパック」が標準装備され、エアブレード、フロントスプリッター、サイドシル、リアディフューザーがグロスブラックで仕上げられる。

7種類から選択可能なインテリアトリム&シートも標準装備した。レザーは、ブラックナッパレザー+グレーコントラストステッチ、レッドナッパレザー+レッドステッチ、アイスグレーナッパレザー+アイスグレーステッチ、タンナッパレザー+タンステッチの4種類から選択可能。アルカンターラは、ブラックアルカンターラ+グレーコントラストステッチ、ブラックアルカンターラ+イエローコントラストステッチ、ブラックアルカンターラ+レッドコントラストステッチの3種類から選択できる。サテンクロームのインテリアトリムフィニッシュ、アンビエントムードライト(ホワイト)、ロータスのネーム入りシルキックプレートも採用している。

◆10.25インチと12.3インチのディスプレイ

ロータス・エミーラ・ファースト・エディション(4気筒エンジン搭載車)ロータス・エミーラ・ファースト・エディション(4気筒エンジン搭載車)

インフォテインメントシステムへのアクセスには、ダッシュボード中央に取り付けられた10.25インチタッチスクリーンと、ステアリングホイール後方に設置されている12.3インチTFTドライバーディスプレイを通じて行う。すべてのコンテンツはロータス専用で、ロータス社内チームによって設計・開発されている。また、グーグル「Android Auto」とApple「CarPlay」が標準で組み込まれている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  2. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  3. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る