日産の世界販売は微減、中国の不振が影響 2023年上半期

日産シルフィ(中国仕様)
日産シルフィ(中国仕様)全 3 枚

日産自動車は7月28日、2023年上半期(1~6月)の販売・生産・輸出実績を発表した。世界販売台数は前年同期比0.1%減の167万0734台で2年連続のマイナスとなった。

国内販売は同9.7%増の25万0668台で2年ぶりのプラス。軽自動車は同12.0%増の9万7888台、登録車は同8.2%増の15万2780台でともに2年ぶりのプラスとなった。

日本自動車販売協会連合会の統計によると、2023年上半期の登録車の販売台数は『ノート』が同2.0%増の5万8095台、モデルチェンジした『セレナ』が同23.5%増の3万4460台、4月より受注を再開した『エクストレイル』は同189.4%増の1万4330台。軽自動車は全国軽自動車協会連合会の統計で、『デイズ』が同33.4%減の1万8364台、『ルークス』が同1.5%増の3万7920台、新型EVの『サクラ』は1万9589台を販売した。

海外販売は同1.6%減の142万0066台で2年連続のマイナス。北米は同24.9%増の64万4450台、欧州は同18.6%増の17万2856台と好調だったが、中国は同24.4%減の35万8509台と大幅な減少となった。

グローバル生産台数は同5.7%増の168万9033台で2年ぶりのプラスとなった。国内生産は同46.9%増の34万3367台で2年ぶりのプラス、海外生産は同1.4%減の134万5666台で2年連続のマイナス。米国は同18.4%増の29万8683台、メキシコは同44.6%増の30万3627台、英国は同36.0%増の15万8640台と生産台数を大きく増やしたが、中国は同25.2%減の36万8365台と大幅なマイナスとなった。

輸出は同92.9%増の19万3557台。2年ぶりに前年実績を上回った。

《纐纈敏也@DAYS》

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