パフォーマンスBEVとして『DS 3』が進化する!電動コンパクトの台風の目となるか?

DS 3 E-TENSE スポーツ(仮)プロトタイプ(スクープ写真)
DS 3 E-TENSE スポーツ(仮)プロトタイプ(スクープ写真)全 12 枚

2024年に完全電動ブランドへと移行する「DS」が、電動コンパクトSUV『DS 3 E-TENSE』に高性能グレード「スポーツ」(仮称)を導入する可能性が高いことがわかった。

パフォーマンスBEVとして進化する『DS 3』

DSは昨年、「DS 3 クロスバック E-TENSE」の改良新型を発表したが、スパイシーなパフォーマンス要素を備えた「スポーツ」は、そのスペックだけでなくアグレッシブなエクテリアデザインが特徴となりそうだ。

◆パフォーマンスBEVとして進化するDS 3

南ヨーロッパでの炎天下テストをおこなっていたプロトタイプは、フェイスリフト前のDS 3 クロスバックを開発プロトタイプのベースとして使用し、現行量産モデルの新設計されたバンパーと照明ユニットは装着されていない。

ハイライトは赤く塗られたキャリパーで、大きなフロントブレーキを隠す大径アロイホイールを装備。おそらく20インチの275/45サイズ「ミシュラン パイロットスポーツ4S」タイヤを履いていると思われる。またサスペンションもローダウンされているようで、よりスポーティな印象を与えている。

フロントエンドでは、ヘッドライトの下のクロームアクセントを延長し、中央下部のバンパー開口部をカモフラージュ。グリルデザインを含めて、よりアグレッシブなフロントマスクとなりそうだ。リアエンドにはテールパイプがなく、「E-TENSE」バッジが示す通りBEVであることを証明している。

現行型は、最高出力156ps、最大トルク260Nmを発揮するシングル電気モーターを搭載。この時点でフェイスリフト前のモデルと比較して20psアップしていた。またWLTP規格で最大250マイル(402km)の航続距離を実現する大型の54.0kWhのバッテリーも搭載された。パフォーマンスバージョンのスポーツでは、最高出力180psを視野に入れているようで、ハンドリングを向上させるために、よりスポーティなシャーシセットアップを組み合わせることが期待される。

キャビン内に大きな変化はないと見られるが、新しいグラフィックを備えたソフトウェア、特注のトリム部品が搭載される可能性はありそうだ。

DS 3 E-TENSE スポーツの発表時期は明らかになっていないが、DSは2024年から完全に電気自動車ブランドになると発表しており、スポーティなEVの追加は、間違いなく業界の非常に激しい競争に刺激を与えることになるだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る