アウディの次世代デジタルライト、『Q6 e-tron』に採用へ…プロトタイプの写真を公開

70個のLEDを透明な3Dオブジェクトとして設計

コミュニケーションライトはAI技術「スワームインテリジェンス」を利用

「myAudi」アプリで利用できるデジタルライトシグネチャー

アウディ Q6 e-tron のプロトタイプ
アウディ Q6 e-tron のプロトタイプ全 10 枚

アウディ(Audi)は7月27日、現在開発を進めている新型電動SUV『Q6 e-tron』に、次世代のデジタルデイタイムランニングライトとライトモジュールを採用すると発表した。プロトタイプの写真を公開している。

写真:アウディ Q6 e-tron のプロトタイプ

◆70個のLEDを透明な3Dオブジェクトとして設計

Q6 e-tronでは、デジタルデイタイムランニングライトとライトモジュールが視覚的に分離され、デザインがより明確になった、と自負する。デザイナーは、合計70個のLEDユニットを透明な3Dオブジェクトとして設計することにより、革新的なデジタルデイタイムランニングライトの開発に成功したという。

デジタルデイタイムランニングライトのフロントセクションは、精密なプリズム構造を備え、金属製の3Dトリムがそれらを取り囲んで、特徴的なデジタルアイを創出している。

アウディはまた、車両の安全機能を新たなレベルへと引き上げた。他のアウディモデルに搭載されている機能の車両接近アラートが、Q6 e-tronでは拡張され、コミュニケーションライトが組み込まれた。

◆コミュニケーションライトはAI技術「スワームインテリジェンス」を利用

このライトは、デジタルOLEDリアライトと統合されており、危険な道路状況では警告シンボルと通常のリアライトグラフィックによる特定のリアライトサインを表示することで、後続車に事故や故障といった危険を事前に知らせる。このように、アシスタンスシステムは、アウディのドライバーやその他すべての道路ユーザーを支援する。

デジタル化されたヘッドライトを通じて、道路ユーザーに事故や危険を警告する『A8』の高度な交通情報システムと同様に、コミュニケーションライトは人工知能(AI)技術の「スワームインテリジェンス(群知能)」に基づくデータを使用する。さらに、第2世代デジタルOLEDリアライトは、エマージェンシーアシスト、「RECAS(追突警報信号)」、ハザードランプ、エマージェンシーコール(eCall)、ロードサイドアシスタンスコール(bCall)、エマージェンシーブレーキライトの各警告シンボルを、コミュニケーションライトに表示する。

コミュニケーションライトは、「エグジットワーニング」にさらなる安全機能を追加する。以前は、別の車両や自転車が近づいてきた場合など、車両から降りる場合にのみ乗員に警告を発していた。しかし、新しい機能では、リアライトのグラフィックに専用のライトシグネチャーが表示され、後方から近づいてくるサイクリストやドライバーに警告する。このようにして、Q6 e-tronは、安全コンセプトを他の道路ユーザーにも拡張し、すべての人々の交通安全を向上させるという。さらに、コミュニケーションライトは、自動駐車モードを使用している時、パークアシストの状態を示すために、前後に特定のライトシグネチャーも表示する。これにより、すぐ近くにいる道路ユーザーは、車が安全に注意して近づいていることが分かるという。

◆「myAudi」アプリで利用できるデジタルライトシグネチャー

ヘッドライトとリアライト用に、最大8種類のデジタルライトシグネチャーを用意したことにより、ドライバーはQ6 e-tronをカスタマイズする新しい自由な選択肢を楽しむことができる。ユーザーは、「myAudi」アプリを使用するか、車内で「MMI」を使用してシグネチャーを選択できる。カミングホーム/リービングホームのライティングシナリオを備えた6種類の追加シグネチャーと、それに対応するデジタルライトシグネチャーは、オプションパッケージを通じて利用できる。

ユーザーは、myAudiアプリを介して、車外からパーソナライズしたライトシグネチャーを点灯させて、ダイナミックライティングシナリオやカミングホーム/リービングホームの機能を直接見ることができる。第2世代のデジタルOLEDリアライトのコミュニケーションライトや近接表示も同様。さらに、マトリクスLEDヘッドライトの道路標識反射抑制機能やオブジェクトマスキング機能のデモンストレーションを見ることも可能だ。

Q6 e-tronをさらにカスタマイズするために、車両購入後に、オンデマンド機能を使用して、LEDヘッドライトプラス/マトリクスLEDヘッドライト、デジタルOLEDリアライト用のデジタルライトシグネチャーのパッケージを購入できる。ユーザーは機能を買い取ることも、特定の期間だけ購入することもできる。このような柔軟性により、好みに合わせて最大8種類のデジタルライトシグネチャー(デジタルOLEDリアライトとLEDヘッドライトプラス/マトリクスLEDヘッドライトを組み合わせた場合)を選択できる。また、ハイビームアシストとマトリクスパッケージを、オンデマンドで購入することも可能、としている。

《森脇稔》

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