『M5』をも超えるスペックに!? BMW『M2クーペ』スペシャルモデルの恐るべき進化とは

BMW M2 CS プロトタイプ(スクープ写真)
BMW M2 CS プロトタイプ(スクープ写真)全 14 枚

BMW『2シリーズクーペ』の最強モデルとなる『M2クーペ』新型が2022年10月に発表されたが、さらなる高性能バージョンの開発がすでに進められている。『M2 CS』とみられるプロトタイプ、最新の姿をスクープした。

◆『M5』をも超えるスペックに!?

ドイツ・ミュンヘン市街地で捉えたプロトタイプは、ランピングこそ全体に残るものの、そのディティールの多くが露出した状態だ。ボディはローダウンされ、そのフロントエンドには、M2よりアグレッシブなリップスポイラーを装着。バンパーには、複雑なエアインテークがいくつも配置されている。またエアインテークを備えるヘッドライトの下部には、シャープなLEDデイタイムランニングライトが走っている。

BMW M2 CS プロトタイプ(スクープ写真)BMW M2 CS プロトタイプ(スクープ写真)

リアエンドでは、新設計されたトランク一体型リアスポイラーを装着。新グラフィックのテールライトも鮮明だ。バンパーにはICE搭載の証であるクワッドエキゾーストパイプがインストールされている。

カモフラージュによって断定はできないが、先代のM2 CSには、スチール製の半分の重さの炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製フードやルーフが採用され、サスペンションもよりスポーティなものに置き換えられていた。これらは新型でも継承される可能性が高い。

内部でも軽量化対策が施されたキャビンが期待できる。アルカンターラの室内装飾、CFRPコンポーネント、そして多くのCSバッジが存在するほか、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと14.9インチのインフォテインメントシステムが搭載される。

BMW M2 CS プロトタイプ(スクープ写真)BMW M2 CS プロトタイプ(スクープ写真)

注目はパワートレインだ。現在のM2には、最高出力459psを発揮する3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンが搭載されているが、噂では475ps~482psまで向上すると言われている。さらにM2 CSでは、同エンジンから最高出力520psを発揮すると予想されており、これが事実なら『M5』第5世代(E60)の507psをも超えることになる。また、M2は6速マニュアルまたは8速オートマチックを備えているが、M2 CSにはATのみと予想される。

M2 CS新型のワールドプレミアは2024年前半と思われ、限定生産が濃厚であるとともに、これが電動化されない最後の「M」モデルになるだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  2. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  3. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  4. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  5. BMWの新型車、ティザー…実車は5月24日発表へ
  6. MINI ハッチバック 新型の頂点「JCW」、今秋デビューへ…プロトタイプの写真を公開
  7. スズキ スーパーキャリイ 特別仕様は“For Your Work Buddy”…デザイナーの思いとは?
  8. BMWが14車種の新型車を発売へ…『X3』や『1シリーズ』に新型 2024年
  9. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
  10. 『セリカ』はGRで復活か? エンジンは?---トヨタの名車が再登場へ
ランキングをもっと見る